この曲を聴け!
なんでメタルが廃れたのか
BLACK MURDER (2004-12-22 22:36:00)
>中曽根栄作さん
うーん、まあその「繰り返し」の件ですが、あると思いますよ。ただし、80年代のハードロック・へヴィメタルの流行の波っていうのは、まだ60年しか経っていない戦後の音楽の中では比較的長いスパンだったんじゃんじゃないかな、と思います。どのあたり(バンド、作品)を終りと始まりに考えるかで違いますが、僕は6,7年くらいはあったんじゃないか、と。で、他のジャンルですけど、例えばラテン系の音楽って当然常に存在しているものですが、あの手の音楽が2年間くらい爆発的に売れた時期があります。99年、00年あたりで、サンタナ、リッキー・マーティンが連続でグラミー獲ったかと思えば、ここ数年はHIPHOPやR&B系がメイン。サンタナなんて、「再評価」になるのかは分かりませんが、70年代に名曲「ブラック・マジック・ウーマン」とかで活躍していたものの、その後は長い間さっぱりでした。そして99年のあれですよ。サンタナ自身がこういうラテンの短い波を作り出したのか、それともそういう波が起きかかった時にたまたまヒット性のあるアルバムを出した結果なのかは私の知るところではありませんけども。あと、80年代中盤から90年代にかけて売れまくっていたホイットニーやマライアみたいなポップスもあの時ほどの勢いはない。という感じで見ていくと、キリがないけど他のジャンルも細かく見ていけば2年くらいの短いスパンなら突発的に出てくるジャンルはありますよ。よ~くビルボードとか見てると。ただし、そういうのって、波に例えると高さはあるが幅が短いみたいな感じ。私はそういうスパンの短い波も考慮に入れて「繰り返し」もありえる、と言いました。むしろそう考えると、メタルのあの波の長さの方が特別だったのかもしれない、とすら思います。
あと、他のジャンルで事実そういうことが起きてはいるものの、私はメタルに関して「ある」とは言ってません。「有り得ない話ではない」と。
以上を踏まえた上で、当たり前のことを言います。次、もしこういうある意味古典的なロックに光が当たるチャンスが訪れたとき、その波を生かすことのできるサーファーがいなかったらもう完璧過去の音楽になるでしょう。つまり、上手いだけじゃないかっこいい若手バンドが現われるか、大御所たちが踏ん張らなければ。
→同意