この曲を聴け! 

なんでメタルが廃れたのか
中曽根栄作 (2004-12-18 19:12:00)
>蛇めたるさん
中高生なら話は早い。もっと色んな音楽を聴けっ!
HRHMが好きなのは分かるが、周りが見えなくなるにはまだ早いぞ。
君にはその音楽には何らかの好きな要素があるはずだ。
そこから広げるならば、プログレッシブなら現代音楽、重低音ならドラムンベースを、シンフォなら本物のシンフォニーを聴けばいいし、哀愁のメロやグルーヴなどそれこそ有り触れて在る。
SIGHというブラックメタルバンドのサイトでもそういうことは幾つか解説されている。
そう長い文章ではない、読んでみれ。
そして音楽の潮流を理解し、音だけではないカルチャーにも興味を持とう。
根深いところで宗教や民族が絡みあう歴史が、現代のバックボーンなのだから。
そこを踏まえて本題。
エアロスミスやメタリカが何故売れるか。
非常に簡単、ポップだから。
メタルなのに何故売れるかじゃなくてポップだから売れたのだ。
エアロスミスのポップさは言うまでもないが、メタルの大御所であるはずのメタリカはメタルに対する執着をあまり感じない比較的柔軟なポップ性を有している。
それはいわゆる典型的なメタルファンの毎度の拒否反応や、彼らへの挑発とも取れる発言からもわかる。
目まぐるしい音楽流行の潮流の中、変化し続けなければ80年代から一線級には居られないのは自明。
初期への回帰を叫び続ける無責任な連中に耳を貸さなかったのは偉い。
最後にガンズ。彼らはHRHMパンクを含むRRムーブメントの集大成のようなバンドだった。
有り余るポップ性を持ちながら、悪いところまで集大成だったためか不完全燃焼に終わった。
現在までの人気は、その不完全燃焼をリスナー層が引きずってるのが大きいと思われる。
>BLACK MURDERさん
説明不足をお詫びします。ヘヴィロックの安泰に"今のところ"スキはない、というのが正確な自分の解釈です。
"今のところ"中身のテイストを入れ替えつつ時代に合わせて存在し続けるということ。それを阻害する要因が音楽内に"今のところ"想像がつかないのでそう解釈しました。
あくまで暫定って事ですけど、なんか説明無駄だったような気がしてきたw、意味合いはそれほど変わってないし。
ボンジョヴィは一旦失速して最近復活しかけてる印象があるんですがどうでしょう。
80年代のHRHM大物グループが自滅気味だったのは他のジャンルでもよくあることなので気にはしませんが、80年代の隆盛を誇ったメタルの目指した方向性がポップの方向性と乖離したのが商業的衰退の最大要因だと考えてます。(これはどんな音楽でも起こりうることです。)
それはHRHMのポップ性も含み、キャッチーなポップ系HRHMバンドまで姿を消したのはそのためです。
現在のヘヴィロックはその失われたポップを若いメタルキッズ等が補給し、融合進化した結果です。
かつてのメタルムーヴメントの立役者は必ずしもメタルを聴いて育った訳ではなく、精々エルビスやビ-トルズ、ビーチボーイズ、ストーンズなどがHRに近いところで、そこからロックがハードになる流れから進化していったところに注目すると、現在のヘヴィロックはその点に於いて、現在の新興メタルバンドよりよっぽど正当なHRHMの後継者ではないでしょうか。
再評価ってのは単なる評価のし直しじゃなくて、以前の評価とは違った切り口で行われなければ音楽的にあまり意味がないと思うのですが。単に"格好いいのがやっぱり格好いい"とか"いい曲なのがやっぱりいい曲だ"とかでまた人気が出たみたいなのは再評価と言うより再確認じゃないかと思うのですが如何か。
メタルにスポットライトが当たる機会、それは今のヘヴィミュージックシーンが煮詰まったとき、かな。
そこで懷メロカヴァーが売れる程度の小さなものとは違う大規模なリバイバルがおきるかも分からないし何もないかも知れない。

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