この曲を聴け! 

Re:メタルが嫌われる理由
メタリック (2007-02-06 12:53:00)
俺の感覚を元に考えたので他の方にも当てはまるかは分かりませんが、とりあえず言ってみます。
どんなジャンルでも人々が感動するのはあくまで技術であり、曲そのものだけではないような気がします。実際俺はメタルだけ感動するのではなく、他のジャンルでも非常に良い歌いっぷりをする人や最高にカッコいい演奏をする人にはジャンルを問わず感動できます。逆に、良い曲でも演奏者が下手だと勿体ないなぁと思い、感動には至りません。まあ、下手でもたまに感動するときもありますが、それは下手さ(荒さ?)が味となり曲にマッチしているときです。普通は感動しません。
で、ポップスを聴いてる人はほとんど歌しか聴かないと思うので歌のことを言いますが、普段からどういう形であれ音楽に深く携わってない人は、歌に対する感性というものが育っていません。というか、ポップス聴いてる人はメタルのように高音域を聴き慣れない声でシャウトしているような歌はほとんど聴いたことすらないのです。なので、さぞ奇異に映ってるのではないでしょうか?
実際、以前友人に上手いボーカリストを探していると言われたので、試しにロブ・ロックやロニー・ジェイムス・ディオなどを聴かせてみたところ、なんと「下手じゃん」との評価をいただきました。声がキモいとか言っていたので、恐らくその人にはあまりにも聴き慣れない声や歌い方で、上手いとか下手とか適正に認識できなかったのだと思います。普通の人はやはり普段聴きなれている地声に近い発声でなければ恐らく上手いと認識できません。ハイトーン系はキモいとか言われるので論外ですが、エアロとかボンジョビのような声質ではとりあえず一定の評価はされますし、少なくとも下手とは言われたことがありません。そのことから考えると、演奏がうるさいとか見た目がダサいとかも確かに問題の一つではありますが、やはり一番の問題は、歌しか聴いていない人にとって歌で感動できないというのが致命的となっているのでしょう。
どんな偏見を持っていても音楽に感動してもらえれば興味を持つと思います。でも、実際は偏見だけではなく、メタル特有の歌唱法が一般人にはウケが悪いのです。
試しにカラオケかなんかでなるべく声質を地声に近づけて当たりさわりなく歌ってみてください。選曲さえ誤らなければ一定の評価はもらえると思います。それを繰り返してその人をメタラーにすることも可能です。で、一度気に入ってもらえれば原曲を聞かせても抵抗なく聴いてもらえます。
そういう経験から考えると、やはり癖のない声でメロディーを掴みやすく歌うことが重要なのだと思います。プロの方々もそのようにして歌えば必ずしもメタルは敬遠される音楽では無いと信じています。まあ、実際そんなことされたら我々メタラーは困りますし、我々の好みが個性的で一般人の嫌うものなのですから仕方ないのかもしれませんが・・
ちなみに、これはメタルという音楽性が嫌われる理由で、メタルが音楽の主流になれない理由ではないです。その辺の事情は無の英雄さんが仰っているようなことが関係しているのではないかと思います。

→同意