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ジャパメタって何?
YOSI (2003-01-19 20:01:00)
僕はですね。ジャパメタに限らず日本のロック全般は、良し悪しは別として、歌メロがどうしても歌謡曲っぽいと感じてます。もともと英語で歌うHR・HMのVoラインをそのまま日本語でのせるとどうしても不自然です。特に英語はイントネーションとかアクセントとかがくっきりしててリズミックな感じですが、日本語だともっとなだらかでのっぺりとした感じと思います。だから海外のHMのVoから感じる「リズミックなキレ」をジャパメタから感じ取りにくいです。特に歌詞が日本語ならなおさら。しかしバッキングに関してはそれほど洋楽HMとジャパメタの違いは感じません。ですからアグレッシブなバッキングとなだらかな歌メロとのコントラストが面白くなります。だから、海外バンドの中にジャパメタ的な要素が強いのはジャーマン系が北欧系でしょう。ともに英語を母国語としていないからかもしれません。とにかくジャーマン以前のHMでは、バッキングがアグレッシヴでへヴィだと、Voもバッキングに合わせてリズミックでアグレッシヴになるのが普通で、へヴィで速い曲にはアグレッシヴなVo、スロ-でメロディアスなバッキングにはメロディアスな歌というのが決まり。でもジャーマンメタル以降にようやく「速くてへヴィな曲になだらかで優雅でクサイ歌メロをのせる」タイプのメタルが出現したと思います。僕の友人(メタルの生き字引)がいうには80年代終わりに「疾走するメロディ」という形容詞が使われたのが衝撃的だったとのことです。それまでは「疾走するリズム」という言葉はあっても、「疾走曲にメロディアスな歌をのせる」なんて音も表現もなかった。ジャーマンや北欧やジャパメタからそういうスタイルが生まれたのでは。とのことです。
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