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Ashes Are Burning / Live at the Royal Albert Hall / RENAISSANCE
ギターの国から2002.遺言 ★★★ (2005-01-25 21:16:07)
このライヴ・バージョンは28分に及び、この曲のライヴの中では一番長いバージョンです。
注目のジャム・パートはまずタウトが無難なピアノ・ソロを披露、そしてサリヴァンのドラム・ソロへバトンタッチ。他では聴けないこのソロは地味ではありますが、サリヴァンが素晴らしいドラマーであることを証明しているように思えます。次はアニーさんのペルシャ風スキャット。これがエキゾチックで聴き応えあり。部屋に居ながらにして異国情緒を味わえるような独特の雰囲気です。最後はキャンプのファズベース。この人は「遊び」が大好きなようですが、ここでも面白い音色と旋律を聴かせてくれます。
その後のクライマックスも上出来。アニーさんのスキャットも半端じゃなく、高音に行けば行くほどヴァイオリンのように響きます。この声はホント、至宝の声だと思えます。
原曲に加え、4つの公式ライヴ・バージョンを聴きましたが、原曲を除いて一番良かったのはカーネギー版のライヴでしょうか。長さも適当でジャムもまとまってるし、クライマックスの観客の拍手があるのが感動的でした。BBC版も無論良いですが、他と比べるとちょっとこじんまりしてるかなぁ。このアルバート版はカーネギーの次ぐらいに良いでしょう。2001年版は年代もメンバーも違うので響きが多少異なるので、他とは比較しないでおきます。

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