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Silent Jealousy / Jealousy / X JAPAN

雷X ★★★ (2006-01-18 23:58:25)
オレが今まで聴いてきた音楽の中で最高の音楽であるこの楽曲の素晴らしさを文字に表現すると、
まずイントロのギターリフはYOSHIKIがギターで生み出したということだが、
前半はヴォイシングが極めて美しく響き、ツインリードギターの流麗なメロディを挟んでの後半は、
スネア表打ち+ツーバス連打とあいまってスラッシーかつヘヴィな雰囲気を生み出す。
これらのギターリフ、双方ともYOSHIKIにしか生み出し得ない独特のメロディラインであることに注目で、
曲中に何度も登場するが、このオリジナリティ溢れるギターリフの存在は大きいと感じた。
そしてAメロは、美しいメロディというわけでもない感じだが、
YOSHIKIのイメージが的確にTOSHIの歌唱に顕れることで素晴らしいパートとなった。
Aメロ→ギターリフorBメロに移る所の、ギターをオーバーダブして作られたツインリードの重厚感が素晴らしい。
Bメロは狂おしいほど美しいヴォーカルメロディに、ギターによるオブリガードが感動を増幅しているという感じだ。
そしてサビメロ、これは上に書いたギターリフと同じく、まさしく「YOSHIKIにしか生み出し得ないメロディ」であり、
流麗さや哀愁度は「Blue Blood」「紅」の方が上とも思えるが、
このメロディにはそれらを超えた特別の力があるように感じる。
YOSHIKIの生み出した楽曲の中でも最高のサビメロと言うに相応しいのだ!
それは、サビメロがスローテンポになったところの印象が強い為であろうか。
「何処に行けば苦しみを愛せる」という儚く美しいメッセージが、
TOSHIの渾身の歌唱とYOSHIKIのための効いたドラミングとストリングスラインにより凄絶に表現されている!
更にこの曲を神がかっているものとしているのが間奏であり、
TAIJIのベースソロと、ベースソロと同じフレーズで切り込むツインギターの後の混沌のピアノソロの緊張感は凄まじい!
これは、その後のヘヴィなギターのかけあがりフレーズと加えて、
クラシカル・シンフォニックメタルの究極のインストパートとしても後世に語り継がれるに違いない!!
ギターソロは、コード進行をYOSHIKIが作り、HIDEがメロディを生み出したようだが、
この旋律美とオリジナリティは、YOSHIKIとHIDEという2人の天才が生み出した世界最高のソロパートと思わせる!
ドラミングについては、この時点でYOSHIKIが「やりたいことを全てやった」というものであり、
特に最後のサビにおいて披露されるドラムソロのようなフレーズは、
サビメロに込められた叫気をドラムフィルで表現していると言え、
この曲のドラミングにおけるハイライトとして壮絶極まりない!
そしてサビメロの後6:20~のような展開を入れるところにも構成の妙を感じた。
ここは6:23のヘヴィなギターの入れ方が最高! エンディングは壮大極まりなく、
終わった後はこの曲を聴いている最中のの緊張感を一気に開放してくれるようだ。
Silent Jealousy フォエヴァーーーーーーッッッ!!!!!