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SOUL ASYLUM
酒とバラの日々 ★★ (2004-03-31 19:38:00)
アメリカはミネアポリス出身、ソウル・アサイラムは「地上」に浮上した90年代以降はわりあい「普遍的」な
アメリカン・ロックに移行していきますが、もともとの出自は「ハードコア」です。
80年代の「アンダーグラウンド時代」には彼らの故郷ミネアポリスで、同郷のリプレイスメンツ、ハスカー・ドゥらとともに
シーンを形成していました。これらのバンドに共通するのはギターオリエンテッド、オーソドックス、
でも歌メロはメロディアスといった点で、ちなみにワイルドハーツのジンジャーもこの時代のソウル・アサイラムには
ソングライティングの面で影響を受けたと後に語っています。そんな彼らですが、
90年代には大ヒットシングルとともに突如としてメインストリームへと浮上します。
…その曲というのは「ラナウェイ・トレイン」という楽曲です。
この曲は楽曲自体の魅力もさることながら、当時アメリカ中で社会問題化していた子供の行方不明事件を取り上げ、
その子供たちの写真をPVを通して全米中に流し、それによって保護された子供たちもいました。
ソウル・アサイラムというと、この楽曲ばかりが注目されてしまうのですが、
彼らは地味だとは思うけど、味わい深い魅力のある、アメリカン・ロックの歴史を継承しているバンドだと思います。

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