この曲を聴け! 

Return to Hangar / The World Needs a Hero / MEGADETH
fuwatoro ★★ (2004-10-07 05:48:34)
一言で言えば、カッコいい!
だけど……どっか『DREAD AND THE FUGITIVE MIND』のサビと
雰囲気が似てる気がして、ほんのちょぴっと複雑なのです。
Em→C→Am …… と、ここまでは同じ。このあと、BにいくかB♭にいくかが
違うだけ。
(ソロ合戦に入る直前の、ギターがハモるところは、BじゃなくDにいく)
このコード展開って、色んなバンドが色んな曲で使ってるオーソドックスなもの。
つまり、それを使えばある程度カッコ良くなるって、みんな知ってるってこと。
乱暴な言い方すれば、使い古された手法。
だからこそ、MEGADETHには、これを使わず、彼らにしか思いつけない曲を
作って欲しかった。
せめて、『IN MY DARKEST HOUR』で見せたアレンジ面での一ひねりが
欲しかった。
(あの曲も、速いパートの一部に同じコード展開を使っている)
少なくとも私には、『古い方法をあえて使い、新しい良さを再構成』
してるようには思えなかった。
(ファンなので本当はそう思いたい。でも、出来ないのです……)
『RISK』よりヘヴィになるといっても、自分たちに影響を受けて
尖がった音を出してる若手の影響は受けたくない。
原点回帰と進歩の狭間でデイヴは、様々に思い悩んだのかもしれない。
マーティの脱退も、MEGADETHらしい、デイヴらしいアイディアを
出にくくしたかもしれない。
全ては憶測だけど、彼が本調子じゃなかったのは確かな気がする。
そんなとき、こんな曲が出来ても仕方ない気もする。
そして、こうも思う。
本調子じゃなくて使い古されたアイディアを使っても、こんなに
カッコいい曲が作れてしまう彼はすごい!……と♪
色んな意味で考えさせられる(個人的に勝手に考えてしまう)名曲
なのです。

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