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X JAPAN
KOZY ★★ (2002-04-22 20:57:00)
いいバンドだったね!日本人の琴線をくすぐるようなメロディー、スピーディーな曲は、初期のBLIND GUARDIANにも通ずるような雰囲気を持ってた(演奏のレベル的にもね)。曲も「紅」「X」「VANISHING LOVE」「SILENT JEALOUSY」等、かなりの名曲が満載だ。出会った時は「BLUE BLOOD」「VANISHING VISION」あたりのアルバムはヘヴィーローテーションだったよ。ただ、曲は良くても、音そのものはどんどんHM離れしていった。それは、X人気の拡大とともに顕著になった気がする。
多くのファンが、「HMバンドとしてのX」ではなく、ただ「X」を愛していた。それはファンとして正しい姿であろう。曲そのもの、ヴィジュアル、アティテュード全てに惚れ込み、バンドをカリスマとして祭り上げる。そこまで支持される事自体が素晴らしい!そこまでの存在になるバンドが今後出てくるか・・・おそらく難しいだろう。ただ、Xが当初から持っていた「HMバンド」としての魅力がどこまで支持されたのかは、俺には疑問である。勿論個人的な意見ではあるが。Xと同様の音楽性を持ったバンドが、今の日本のシーンには皆無であることを考えると、HMシーンの活性化という部分では、Xはあまり貢献出来なかったと俺は考えている。Xは商業的には成功したが、HMバンドとしては成功を収めなかったのでは・・・そんな気がしてならない。ジャンルにこだわらない活躍をした、と肯定的に考えることも出来るが、初期のXの音楽性は、誰が聞いてもHMであった。この部分でもっと認められていれば、ジャパニーズ・メタル・シーンの活性化にもつながり、ひいては更なる素晴らしいバンドの登場にもつながったのではと思うと、とても残念である。
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