この曲を聴け!
悪魔 Relativity / 聖飢魔II
k.s.m.2 ★★ (2010-07-31 00:07:00)
珍獣メガネコアラさん、凄いです。「1999」入ってます。しかもほぼノーブレイクで「Ripper」に繋がる。
……それより、発売されてそこそこ経ってるのに書き込みないのか……
『NATIVITY』の方も持っていない人は、あっちの初回版の内容とこれを組んで曲順をいじった
二枚組が同時レリーズなので、そっちを買うと吉か。
えぇと、英詩&再録でのアルバム二枚目+新曲。つまり『悪魔NATIVITY』の続編。
ライナーによると、前作でもともと20曲の録音を済ませていて、ミックス以降のみを
新しい作業として進めたらしい。
そのため、再録は(既に録音されていた)7曲のみで、アルバムの量を補完する意味もある
残り4曲が新作、となっている。
さすがに再録の曲数が少なく思うが、通して聴くとこれで結構お腹一杯。
1999は救世主が蘇ってまして、再集結らしい歌詞に変化。時代が本質的にあんまり変わってない……
というような中身なのは悲しい世相?
ジャックはEL DORADOみたく日本語そのままサビ……ではなくて、ちゃんと英語です。
「こっろっせ!」だけ日本語を被せるところはよく解ってらっしゃる。
どちらの曲にも言えることだが、音作りとギターソロ増量ぶりが最近のメタルに近づいた
印象を与える。つまりは当時のSONY?のサウンドがいまいちメタルらしくない、と
お嘆きの向きにも幸せになれる音なのではないかと。
(日本語再録ベスト(金銀)でもここは改善していただろうか?)
新曲はいつもの日本語ベースかつ、あんまりメタルっぽくない曲調+社会を皮肉で扱うネタで、
歌詞としては『The Outer Mission』とか『Living Legend』とか、そのあたりのポップ寄りの
曲を想像すると早いかと思う。
歌詞カードの最後はやっぱり「また会おう」。
時に残酷だったり皮肉だったりするバンドのくせに、なんでこうポジティブかな……
これで一生新作が出なくても納得できそうだし、出たら出たで歓迎してしまいそうだ。
犬のようになめながら待ってますよ。
→同意