この曲を聴け! 

遠ツ神 笑ミ給ヘ (tofotukami Wemitamafe) / 身殺 (MISOGI)
Usher-to-the-ETHER ★★★ (2010-04-04 12:16:00)
2010年発表の1st。

スラッシーでオールドスクールなブラックと、ファストなRAWメロディックブラックをベースに、日本の伝統音楽のメロディを取り入れた、個性的なブラック。…日本人が言うのも何ですが、スポーツにおけるお互いの国の国歌斉唱とか聴くと良く分かりますが、日本の伝統音楽って他の国の民族音楽と比べると、大分メロディが暗いですよね。そのメロディを導入した事で、かなりカルトな作風に仕上がったのではないでしょうか。

ただ和メロを取り入れるというだけではなく、それが徹底して行われ、かつ個人的なツボを突いて来るのが素晴らしいです。リフはそれだけで「和」の感性を伝えられるほどメロディックだし、アルペジオがまるで三味線が弾きそうなフレーズに聞こえたりもする。笛や、呪文的な、ローテンションなノーマルヴォイスの導入も作品の雰囲気を更に深めてますね。ノーマル声がライブ映えしそうな曲調に合わせた、テンション高いものだったら逆に醒めそうですが、その辺りの音選びのセンスは本当に良いと思う。

ただ、作風は個性的ですが、根幹はライブ映えしそうな、芯の通ったRAWブラックで、その個性に寄りかかりすぎていない辺り、真にブラックとして優れた作品だと思う。ここまで徹底して和の世界観を描きつつ、しっかりRAWブラックしてると、他国の人から見たら国家主義のペイガンブラックに聴こえるかもしれません(笑)。
しかし、意外とこういう日本神話題材のメタルって少ないですよね…北欧神話モチーフの方が多い気がする。

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