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Turn on the Light / 中村達也
火薬バカ一代 ★★ (2009-04-05 16:41:00)
後に高谷学(Vo)と組んでBLINDMANを立ち上げる事となるギタリスト中村達也が、'94年に自主制作で発表した
ソロ・アルバム。(確かこのプロジェクトがBLINDMAN結成の切っ掛けとなったんでしたっけ?)
雑誌を読んでいて見かけた「中村達也なるミュージシャンの“TURN ON THE LIGHT"という楽曲がかなり強力らしい」
との情報を頼りに、なんの予備知識もなく購入した本作だったが、アルバム表題曲にして疾走チューンの
名曲“TURN~"以外にも、②⑥⑧等の佳曲が数多く収録されており、キャッチーな彩りを加えるKeyを
ふんだんに取り入れ、時にポップな味わいも感じさせる正統派HRサウンドは、なかなかの聴き応え。
大半の楽曲が歌入りで、且つ、泣きのインスト曲⑤によく表れているように、無理に音符を詰め込むことなく
一音一音を丁寧に紡ぎ出す中村のGプレイは既に「楽曲優先」のスタイルが徹底。曲作りにしても、まず耳に
飛び込んで来るのは甘い声質のVoが歌うメロディであり、そこからはギタリストのソロ作にありがちな、
過剰な自己主張は殆ど感じられない。(個人的には自己主張しまくる作品も大好きなんですが)
まぁ、肝心なVoの歌唱が不安定だったり、自主制作盤ゆえの音質のショボさも隠し難いモノがあるのだけれど、
ともかくメロディの充実っぷりが吉と出て、最後まで飽きる事なく楽しむ事ができる。
この音楽性ならば、BLINDMANより取っ付き易いと感じるHR/HMファンも多いのでは?

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