この曲を聴け!
SEX MACHINEGUNS
JENESIS ★★ (2003-03-19 21:07:00)
上の僕の発言に対して反対意見をお持ちの方、ごもっともなことです。
賛否両論が多いであろう彼らの最終アルバム「IGNISION」に対する意見です。
「完全商業主義の意向しか読み取れない」という言い方はちょっと言い過ぎでしたが、実際僕がはじめ曲を聴いたときは、それ以上の憤りを感じさせられずにはいられなかったのですよ。
何故かというと、これまで(3rdまで)かれらは常にスピード、ヘヴィネス、アグレッシブ、パワーの4要素が詰まった作品を出しつづけ、こういった現在の日本の音楽シーンではとても考えられない音楽を、彼らは常に自らの信念を貫き通し出しつづけてきたわけです。そして、今の日本でこんなにもヘヴィな音楽を出来るのはマシンガンズだけしかいないと思っていた矢先、今回のミディアム&スローな作品が出て、何ともいえない失望感にかられたわけです。極端な話、それまでの僕は日本のメタルはもうマシンガンズだけにかけてきたのに、あのように来たわけですから、もう何もいえない状態でした。
確かに僕はどちらかといえば速い曲の方が好きですが、速さ云々とか言うよりも、
それ以上に彼らはこれまで批判があったにも関らず貫き通してきたスタイルを、このアルバムで一気に曲げてしまったことに対して、僕は失望したのです。
逆に、それまで遅いメロディアスな曲を自らの信念として、そればかりやってきたバンドが、急に速くメロディー感に乏しいサウンドへと急変したとしましょう(こういうケースはあまり見られないと思いますが)。それこそ速くなったので僕の趣味にはマッチすると思いますが、その一方でそれまで自ら持ちつづけてきた信念を曲げてしまったことに対しては、到底僕は共感できません。遅い曲で有名なCRADLE OF FILTHがもしこんなことをやったりしたら(やらないことを信じています)、もはや僕は彼らへの興味を示さなくなるでしょう。
実際に商業主義かどうかというのは作った本人でないとわからないことですが、ただ今回のアルバムに関してはそう取れてもおかしくないような要素も沢山あったように感じられたわけです。まあこれは個人的な誤解のようなものですが。
要は「速さ」ではなく「信念」「スタイル」に関する問題なのです。
パクリ云々については、日本のロック系のみならず、殆どのJ-POPは何かのパクリが多いでしょう。これはもう仕方ないです。一度、自分で曲を作ってみましょう。素人だからという事もありますが、絶対何かのパクリみたいになると思います。それだけ、曲作りという作業は難しいんですね。
誤解のないようにいいますが、僕は昔からマシンガンズの大ファンで、アルバムはすべて持っているし、Anchangモデルのギターも持っています。ライヴも地方に住んでいるにも関らず2回行ったことあるし、「みかんのうた」をはじめ、大抵の曲はギターで弾けます。
メタルンさんへの共感となりますが、次作は絶対期待です。
白狐さんのお気持ちは非常によくわかります。僕もマシンガンズのファンなので、これからはお互い誤解の無いよう語っていきたいですね。
→同意