この曲を聴け! 

In a Flesh Aquarium / UNEXPECT
Usher-to-the-ETHER ★★★ (2008-02-08 00:18:00)
2006年の2nd。
これの前に出たEP「We, Invaders」との二枚組も出てるみたいですね。

ブラックをベースに、ジャズ的なアンサンブルやアヴァンギャルドかつ目まぐるしい展開、インダストリアル要素等を取り入れた変態的メタルという事で、EPHEL DUATHの「Pain Nessecary to Know」辺りと通じる音楽性を持っていると思いますが、こっちは可憐な女性Voやマイルドな男性Voなどのゴシック的要素、ピアノやストリングスが重要なパートを担うクラシック要素がかなり強いところが大きな違いでしょうか。そのせいか、EPHEL DUATHよりも大分聴きやすい音楽性といえると思います。

1曲目「Chromatic Chimera」が前EPではピアノインストのアレンジ収録されている事が象徴的ですが、これだけ前衛的で複雑な展開をしながら、そういうアレンジにしても破綻をきたさない程にメロディに一貫性があるためか、聴いていてそれほど難解さゆえの聴きづらさみたいなものを感じません。曲によっては、女性Voの押韻でキャッチーにさえ聴こえるパートすらあります。…これだけ質が高ければ、変態系好きじゃない人でも行けるかも。

メタルの魅力って色々ありますが、中でも「ミュージシャンシップの高さ」や「異形性」というのは大きな位置を占めると思うんですよ…そういった意味で、このアルバムはブラックメタルとしてでもエクストリームメタルとしてでもなく、「メタルとして大名盤」と言い切って差し支えないと思います。ああ、彼等がBURRN!の表紙を飾ればいいのになぁ(笑)

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