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Last Warrrior / TURBO
火薬バカ一代 ★★ (2007-05-02 23:35:00)
ポーランドを代表する(今ではその座はVADERに取って代わられた感があるけど)ポズナニ出身の5人組HMバンド、
'88年発表の6thアルバム・・・というか、5thアルバム「OSTATNI WOJOWNIK」の英語リメイク版。
デビュー当時は、NWOBHMからの影響を感じさせる硬派なヘヴィ・メタルをプレイしていた彼らだが、作品を重ねる毎に
攻撃性を増大させるという通常とは逆のパターンを辿って、プロデューサーに名手ハリス・ジョーンズを
起用した本作では、遂に本格的にスラッシュ・メタルの領域へと足を踏み入れている。
ヒステリックなシャウトを多用するVoの歌唱は好き嫌いが分かれるところだが、チリチリと歪んだ音色で刻まれる
重厚なリフと、メロディックなツインGをフィーチュアして疾走する男臭くストロングな楽曲群は、
まさに「戦士の歌」といった趣きのアルバム表題曲①、叙情的なインスト・パートを経て
ドラマチックに盛り上がっていく本編のハイライト・チューン②、中盤にツインGの聴かせ所を設けつつ、
スラッシーに疾走する⑥等を筆頭に、これがなかなかにカッコイイ。
全体的にメロディにもう少しフックが欲しいとか、Dsにキレが足りないとか、気になる点も幾つかあるものの、
当時、ドイツ最大手のインディー・レーベル、NOISEから配給されたというのも納得のクオリティを備えた力作。

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