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LIFE 〜祈り〜 / RAIN NOTE
Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-03-25 10:28:00)
2007年発表の1st。
元SOUND HORIZONのAramaryさんが所属するユニットの第一作目ということで、
やはり気になるのは、「どれだけ彼女の声が活かされた作品なのか」なんですが…。
このアルバムのアレンジの方向性は、ストリングスをメインに静かに聞かせたり、
シンセやリズムをループさせたり、敢えて(SH的な?)絢爛さや劇的な展開を排し、
バックを控え目にする事で、Aramaryさんの声を引き立てようとしている感じですね。
…でもAramaryさんの魅力って、「少し細めの上品な声質」というキャラが立っている上で、
「魔法使いサラバント(中近東風)」「Ark(ゴシック風味)」から「Yield(トラッド風)」、
「聖戦と死神(歌劇風)」まで、幅広い作風を歌いこなせる舞台女優的な所があることだと思う。
この作品の世間での評価が厳しめなのは、Aramaryさんが活躍するための舞台を作り上げる
ことをせず、彼女の声を引き立てるために演出(アレンジ)を控え目にしたことが理由だと思う。
おそらく、SOUND HORIZONとの差別化を意識しすぎたんじゃないかと。
まあ、歌メロにはそれなりのフックはあるし、Aramaryさんの上品な声は相変わらず
素晴らしいし、言われてるほど駄作だとは思いません…が、一作目なのにも関わらず
アルバムとアルバムの間にリリースするEPみたいな雰囲気があるんですよね…。
バラードばっかだし。一作目なんだからインパクト重視の作風でも良かったのでは?

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