この曲を聴け! 

Tales of Rock 'n' Roll: Twenty-Five Years Celebration / MICHAEL SCHENKER GROUP
天地輝男(あまちてるお) ★★ (2006-06-24 06:28:00)
↑「5150」サンに同感。確かにこのヤリ・ティウラというヴォーカリスト、小ティモ系の声だと思いました、私も. . . 。
25周年というフレコミで、何やら騒がしくなったマイケル・シェンカー氏周辺。B誌では大して気にならなかったのですが、
YG誌の大特集を読んだら、捨てておけなくなり、久ぁ ~ しぶりに新作を入手して聴いています。マッコリー時代すら全く
聴いてませんでしたから、これはもう、自分としては快挙でした。スタイルがずいぶん変わってしまいましたねぇ(浦島太郎)。
シェンカー氏の比較的新しいプレイとしては、数年前、UFOの「WALK ON WATER」を聴いたんですが、それに
比べてもだいぶ違うなと感じました。第一にギターサウンドが変りました。いつの間にかフライングVも代替わりしてました。
ディーン社製ですか。なかなかカッコいいですね。サウンド的には、昔のモコモコした、ややこもり気味ながら、温もりがある
あっちに馴染んでるもんですから、慣れるまでに時間がかかりそうです。
プレイスタイルには、往年の鬼気迫るものは微塵も感じられません。終始リラックスして、自然発生的に、肩の力を抜いて弾いている
感じです。でも、それもある意味当然です。20年前と同じものを演れというのが土台ムリな話です。昔は神でも、今ではやっぱ、
いち人間に戻ったシェンカー氏ですから. . . 。そう思って聴けば悪くないですよ。聴く方もリラックスできます(BGM的なのか)。
ただ、決定打がないですね。トドメを刺されない。ワクワクしない。メリハリがない。曲が全部つながってるからですかねぇ. . . ?
メドレー形式の曲の並べ方、確かに新しい試みではありますが、私は余りイイとは思いませんでした。コセプト性も大して感じ
ません。せいぜい12曲程度までに絞って、1曲、1曲の起承転結にもっと注力していただきたい。曲の個性を殺している
とさえ思えてしまいます。歴代ヴォーカリスト勢揃いというのは、まぁ、一種の話題づくりということだと思っています。
それでも、ゲイリーの声を聴いたら、ちょっと微笑ましい気分になりました。まるで同窓会にでも行ったみたいな. . . 。
特徴がないわりには、リフ中心にそれなりに弾きまくっている。グルーヴ中心で、耳障りではなく、むしろ聴きやすい。
ジーコ・ジャパンのワールドカップが終わり、気が抜けてしまっている皆さん、いいから気分転換に一度、聴きなされ!
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