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Sabbrabells / SABBRABELLS
火薬バカ一代 ★★ (2009-03-15 21:57:00)
「死ぬまでに一度は聴いてみたい幻の名盤」の中でも5本の指に入ろうかと言う、SABBRABELLSがインディーズ時代に
発表した1stアルバムが、まさかのリマスター再発。しかもオムニバス盤『HEAVY METAL FORCE』に提供した
名曲中の名曲“ルルドの泉"と、第2期SABBRABELLSがレコーディングしていた2曲のデモ音源がオマケ収録されているのだから、
嬉し過ぎて涙が出て来るというもの。CDを聴く前に思わず緊張してしまったのなんて、一体いつ以来やら・・・。
鐘の音と扉の開く音に導かれてスタートする、ダークで劇的な名曲①が象徴するように、大仰な楽曲の数々やシアトリカルな
ライブ・パフォーマンスから「和製サタニック・メタル・バンド」「埼玉(浦和)のBLACK SABBATH」といった
異名を取った彼らだが、流石に現在の耳で聞き直すと、本作にそこまでのオドロオドロしさはなく
(メンバー自身も「その手のサウンドを目指してはいない」と明言してるくらいだし)、寧ろ、もっとオーソドックスな
70年代HRからの影響が濃厚に感じられる作風。特に、へヴィに刻まれるGリフと、ソリッドなリズム、そして高橋喜一の
情念に満ちたVoとが、絡み合う様にタメを効かせて盛り上がっていく③⑤⑥といった楽曲を聴くと、個人的には
カルメン・マキ&OZを思い出します。あのバンドに『運命の翼』の頃のJUDAS PRIEST風ツインGを組み合わせた感じというか・・・。
何はともあれ、幻の名盤との評価に違わぬ見事なクオリティを備えた1枚。と言うか、興奮し過ぎて冷静な評価なんて
とてもじゃないが出来ません。本作を再発してくれたキングにはこれからは足を向けて寝られませんなー。

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