この曲を聴け! 

The Arockalypse / LORDI
荒れ騎士 ★★ (2006-03-26 23:04:00)
フィンランドのゾンビ・メタルバンドの3rd アルバム。そろそろネタ切れかなって不安に思っていたが、そんな心配は無用。デビュー作のインパクトには及ばないものの
ヴォーカルのLordi はダミ声とカナキリ声の使い方を今まで以上に使いこなしているし、バックコーラスにしても本作では「They Only Come Out At Night」のようにコミカルな処理をしたりして随所に工夫がみられる。本作の最初に収録されている「Scg3 Special Report」はキャスターと現場にいるレポーターとのやり取りの様子をナレーションしたもので街にゾンビが現れて市民が襲われて・・・といった状況を描いている。前作、前々作でも一曲目はイントロダクションとして短いSEが入っていたが本作は4分程度続くのでちょっと長いけどゾンビ映画の一場面を彷彿とさせるので個人的には嬉しい演出。続く「Bringing Back The Balls To Rock」はまさにゾンビ達が元気に暴れてますって感じの勢いがあるヘヴィロック。この流れは最高!また、絶妙なアンサンブルにメロウなギターソロが展開される「The Kids Who Wanna Play With The Dead」、本作で特にEnary のキーボードを随所に配した「Good To Be Bad」や「Supermonstars」など歌メロそのものは従来と変わらないのにアレンジの面ではかなり工夫しているのでマンネリ感は少ない。
→同意