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Lichtgestalt / LACRIMOSA
★★ (2005-06-07 01:33:00)
ヤバい。ついに来てしまった。
LACRIMOSAの9thアルバム「LICHTGESTALT」(邦題「発光体」)の完成です。
「LACRIMOSAを語れ」で私は
「ティロ様の才能はあるのか無いのかわからない」
「我々はティロ様に騙されている」
など、さんざんな言い草で愛を表現しましたが、ここで撤回しましょう。
ティロ様の才能は留まるところを知らない。
我々はティロ様を信じてよい。 と。
この「LICHTGESTALT」は、これまでの集大成かつ新たなる第一歩です。
ジャケットの絵には、これまでのピエロは見当たりません。
ピエロ服が脱ぎ捨てられた脇に、悪魔っぽい翼を生やした人物がいます。
これまで、ピエロ=ティロ様の象徴と考えられていました。
しかし、ついにピエロは服を脱ぎ捨てたのです。
思えば、これまでの最高傑作「Elodia」以来、「Fassade」「Echos」と、
メタル部分を徐々に排して、荘厳なオーケストレーション部分ばかりが高まってきました。
「Echos」では正直、私は行き詰まりを感じていたものです。
それが、この「LICHTGESTALT」で、ついに殻を打ち破りました。
初期のダークな部分、中期のメタリックな部分、後期の荘厳なオーケストラが収斂し、
ここにたどり着きました。
これまでの集大成が、「LICHTGESTALT」に集約されているのです。
この後、ピエロをやめた人物がどこに飛んでゆくのか、楽しみでなりません。
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