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Tour04 the Code of Vulgar[ism] / DIR EN GREY
Usher-to-the-ETHER ★★ (2005-05-16 21:56:00)
2004年発表のライブDVD。
タイトル通り、アルバム「VULGAR」の世界観を引っさげてのライブを収録しています。
このDVDで凄いと思うのは、やっぱり「表現者」を名乗るヴォーカリスト、京さんですね。
歌詞の端折りが多めなのは少し惜しい所ですが、ライブでも歌唱力が衰えていません。
「Hydra」の激烈なシャウト、「砂上の唄」での歌い上げ、そして「朔-saku-」の地声の超高音…
特に「朔-saku-」はライブの終盤で、普通なら声に疲れが見えてもおかしくない筈なのに、
シャウトの後であのハイトーンを出したのには驚きました。よっぽど喉が強いんでしょうね…
そしてパフォーマンスもそれに輪を掛けて強烈です。
特に「Hydra」で自分の顔を何度も殴り、口内を出血させ、口に溜まった血を吐き出す
パフォーマンスは「ここまでやれるのか…」と、改めて「表現者」としての京さんを
見直しました。とはいえ、余りにも痛そうで目を背けたくなるのも事実ですが(苦笑)。
他に見所を一つ挙げるとするなら、ライブ佳境での「腐海」ですね。
メロディも歌詞も音源とは異なる物になっており、より張りのある声質を生かせるような
楽曲へと生まれ変わっています。自分としては、この曲を皮切りに、「蝕紅」「Hydra」「Ugly」と
暴力的かつ狂的な楽曲が並ぶ部分が、このDVDのハイライトであるように思います。
値段は日本のアーティストのDVDらしくかなり高いんですが、
このライブの模様は是非見ておくことをお勧めします。

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