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スケ番ロック / 犬神サーカス団 / 犬神サーカス団
Usher-to-the-ETHER ★★ (2005-04-10 18:34:00)
2005年発表の7thフル。メジャーでは初となるアルバム・リリースです(ベスト盤は除く)
まずこのタイトルを見たときは「冗談でしょ?」と思ったほど驚いたんですが、
内容のほうも今までの犬神とは一線を画す物になったと思います。
今までのアルバムはおどろおどろしい語りの曲があったり、明さんを筆頭に他のメンバーが
ヴォーカルをとる曲があったりしたんですが、今回はそのような曲はなりを潜め、
その代わりに13曲の全てに印象に残るメロディが散りばめられています。
インパクトのある詞を持った2曲で始まり、中盤から後半にかけて実験的な曲が続いた後、
ヘヴィーな曲、疾走系の曲と来てバラードで締めくくる展開も、堅実で良いですね。
音質もヴォーカルが小さ目になった一方、ギターがかなり前面に押し出されたため
おどろおどろしさの代わりに、へヴィさはかなり増したように思います。
それから歌詞も今回はかなり変化してますね…
今までのオカルトやグロ、人間の醜い部分をエンターテイメントとして昇華するという
歌詞も無くなった訳ではないんですが、今回は尾崎豊さんや星新一さんの英霊が
降りてきたんじゃないかと思わせるような(笑)曲もあって、詞のバラエティは更に広がってます。
特に「衝撃デビュウ!!」で始まる「最新型アンドロイド」のSF的ストーリーは面白いので必聴。
まとめると、メジャー第一のアルバムとしては申し分の無い出来だと思います。
一見さんを引き込むパワーを持ちながらも、今までのファンも満足させるであろう超名盤です。

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