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Virtually / SOFT MACHINE
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2005-03-13 00:09:00)
このライヴ盤は71年3月23日、ドイツはブレーメンにてラジオ放送用に録音されたものである。よって音質は極めて良い。オリジナルアルバムにほぼ匹敵する音質・ミックスで保存されており、他のマシーンのライヴ盤と比べてもその差は歴然である。
メンバーは『4』の面子であり、それだけでも非常にこの作品への期待と興奮を隠すことが出来ない。事実、内容は非常に素晴らしく、緊張感を保った「内へ」熱い名演が繰り広げられている。ステージ上の4人の写真を用いたジャケット見ながら聴いていると、各人の間に火花が散っているような錯覚を覚える。
そしてCD78分をフルに使って一夜のライヴを収録してるのも嬉しい。当時のマシーンのライヴの運び方・持って行き方が一枚で分かる。
選曲は『3』から2曲、『4』から全曲、そして興味深いことにこのメンバーでの『5』の曲が2曲、その他で構成されている。「Fletcher's Blemish」でのイアン・アンダーソンみたいなワイアットの変態ヴォーカルなど非常に面白い。で、そのワイアット、既にこの時期にはメンバーとの音楽的確執を感じ始めている頃なので、もしかしたらテンションの低い演奏をしているのではなかと最初は危惧したがそれは結局杞憂であり、プロらしく誇りを持った演奏をしている。聴き応え十分である。
果たしてこれはマシーンのライヴ盤の中で最もお勧め・必聴と言える。
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