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Live at the Berklee / RIK EMMETT
火薬バカ一代 ★★ (2008-11-01 01:17:00)
'00年1月に、ボストンは、かのバークリー音楽大学において行われた希代の名ギタリスト、
リック・エメットのソロ・コンサートの模様を収録したライブ・アルバム。
ステージ上にはギターを抱えたリック・エメットただ一人、リズムは全て打ち込みというシンプルな編成から、
てっきり「エメット師匠を囲むアコースティックな夕べ」ってな感じのまったりとした内容を想像していたのだが、
確かに会場の雰囲気は暖かで和気藹々とした空気が漂っているものの、エメット師匠の演奏は、これがすこぶるエネルギッシュで、
ショウにはしっかりと緩急が演出されている。終盤の盛り上がりっぷりなんて、かなりのものじゃあないでしょうか?
ただ、やはり本作においても個人的に耳を惹かれるのは、師匠の繊細な表現力が最大限に発揮されるメロウな楽曲の数々。
取り分け、タイトル通り「メランコリック」な曲調が心地良い④、ジェフ・ベックばりに泣きまくるバラード⑩、
そして、ラテン風味薫る哀愁のメロディが胸に沁みるソロ時代屈指の名曲⑫は、生演奏がゆえにより一層エモーショナルな
仕上がりとなっていて感動的・・・つーか、この作品について言いたい事は、↑上の方が殆ど全て語ってくれていますね、はい。
HR/HM界において、最も敬愛するギタリストの一人でありながら、未だにエメット師匠のライブを
見たことがない我が身の心の隙間を埋めてくれる、聴き応え十分の実況録音盤。来日してくんないかなぁ。

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