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Recent 50 Comments
1.
野崎
★★★
(2006-01-30 20:09:10)
合唱は、華やかでも厳かでもなく、ただ虚ろ。
アグレッシブなリフと、虚ろで物悲しい歌に押しつぶされる。
ここまでテンション高いのに、熱く聴こえない無常のヘヴィ・プログレ。
イントロ、テープ操作が悪夢的な混沌の音に、突如挿入される虚ろな声の響き。
ハモンドも深淵に加わり、ヘヴィなリフの嵐。(このリフ他でも聴くんだけど、これが「怒りの日」?)
ハモンドだけが静かに流れ、またも虚ろに歌が。美しいのか醜いのか、どちらとも取れる彼岸の景色。
ハモンドが唸ると、ハードなリフが。ピアノも狂い乱れ。
すぐに元の静けさに戻るのだけど、その際のギターのフィードバックのおどろおどろしさ。
頽廃のロマンティシズムと言うべき、自然と目を閉じたくなる歌が入ると、テンポアップ。
薄暗く激しい音に、やはり虚ろな歌。そして語り部のような声。
またも展開、このときのフィードバックもまたオドロ。
ヴァイオリンは悲しく、魂魄の揺らめきの歌。
最初のイントロから展開するときの激しいリフが入り、ハモンドがこなしていた部分をヴァイオリンが。
そこのヴァイオリンの暴れ方も本当に素晴らしい。野太い音でのヒステリックさ。
そのまま「頽廃のロマンティシズム」の歌から、葬列のような暗い足取りで、エンディングへと盛り上がる。傑作。
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