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EROTIC & HERETIC (2002年)
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EROTIC & HERETIC
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解説 - EROTIC & HERETIC
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2005-10-28 16:39:00)

シングルがあまりにも良かったので、一日もしない内にアルバムを買ってしまった(笑)
…私は余りにも素晴らしいと思えるアルバムに出会ったときって、音楽が自由に聴ける環境に
生まれて、音楽を好きになって、そのアーティストと出会えたことなどに心から感謝したくなる
人なんですが、正にこのアルバムは久しぶりにそんな感覚を覚えさせてくれる作品でした。
このアルバムは、「名盤」どころか「神盤」だと思います。
どうしてこれがJ-POPシーンで話題にならないのか不思議なんですが…宣伝の問題?
曲調はシアトリカルなものから、ダンサブルな打ち込みや泣きそうになるメロディで
聞かせるものまで、結構バラエティに富んでます。アルバム中ほどはミディアムテンポが
続きますが、弦楽カルテットやキーボードを多用した優美なアレンジ、音楽史に残る名曲群すら
凌駕するような美しい歌メロ、そして宝野アリカさんの歌声によって作り出される世界観には
私たちリスナーはただ息を呑み固まり、鳥肌を立て、溜息をつきじっと耳を傾ける以外には
成す術がなくなってしまいます。酔い痴れているうちに一曲が終わり、二曲が終わり…
いつのまにか50分が経過してました。
もし住んでいる所が四畳半のアパートだとしても、これをかければ深窓の令嬢か荊の館に住む
お姫様にでもなった気分になる事請け合いです(笑)勿論、そこまではまりこみたくない人が
俯瞰して聴いてもちゃんとかっこいい音楽なので、安心して聴いてください(笑)。
詞はちょっとマリスミゼルと世界観が似ているかも。でもこっちの方が凄いと思います。
こういうと失礼かもしれませんが、マリスはどうも文学があまり好きではない人が頑張って
書いたという印象なのですが、こっちは文学にどっぷり漬かった人が心の赴くままに
書いたという感じで、言葉の端々からセンスの良さを感じさせます。
耽美系のV系を目指す人も、これくらい頑張ってくれれば文句はないんですけどね…
そしてヴォーカルも当然ながら素晴らしいです。
基本的に芯が通っていながらも、声の種類が多いという私としては理想的なタイプ。
偶にアイドル以上に可愛らしい歌声も披露しますが、裏に黒い笑いが見えるというか、
いつ裏切られるか分からない的な緊張感があって逆にクールな印象を強めています。
その一方ではいかにも妖しげなシアトリカルな歌い回しや、触ったら崩れそうな風化した
花びらを思わせる繊細で情感を込めたファルセットも使いこなしていて、ほんと凄いです。
音楽を少しでも愛する心がある人は、「宝野アリカ」の名前を覚えていて損は無いと思います。
…アルバムを買って、聴いて、感動してそのままに筆を走らせてしまったのでちょっと
大袈裟っぽい文章になってしまったかもですが、この作品の素晴らしさはこれでもまだ
言い表し足りないていないくらいです。っていうか、興味があるけどまだ持っていない人は
私のレビューなんか読んでないで、さっさとCDショップでゲットしちゃってください(笑)
「BUY OR DIE!!」「ALI PROJECT RULES!!」という表現を引用したくなる程素晴らしいですから。




2. カズチン ★★ (2006-06-09 17:54:00)

ALI PROJECTのアルバムはこの「EROTIC&HERETIC」と「NOBLEROT」の2枚しか持ってませんが、こっちの方が全然いい。
今の時点で「この曲はいらんなぁ…」と思う曲が無い。
ノリのいい打ち込みの曲や美麗なバラードなど、Usher-to-the-ETHERさんの仰るとおり中身はバラエティに富んでますが、
どの曲にもALI PROJECT印っつうか、このユニット独特の耽美さが感じられ曲も個性的なんですが、
やはりアリカ嬢の七色とも言うべき歌声が素晴らしすぎ。
とても可愛らしい声の①から歌メロのアップダウンが激しい②へ流れて、「これが同じ人なんだ…」
と感心してしまいます。
かなり濃いけど、「いろんな音楽聴いてるよ」って人なら普通に聴ける、お薦めですね。




3. Dr.Strangelove ★★ (2007-12-12 13:31:00)

これを含めてアリプロはまだ2枚しか聴いたことないがこれは良作だと思う。
一般のリスナーにも薦めたいアルバムだ。
個人的ベスト3
1.夢魔の夜、あなたを迎えにいく者がある
2.ARABESQUE ROMANESQUE
3.熱帯性植物園




4. 唯衣 ★★ (2009-02-10 01:06:00)

わたしをアリプロに没頭させた最大の要因がこのアルバムだった。
一度聴いただけでは、ただテンションの低いバラードアルバムに聞こえてしまうかもしれない。しかし回の重ねるにつれ、その完成度の高さに気付く。
捨て曲がないというより、全ての曲で1つの作品を構成しているという感じなのだ。
アリプロを長いこと追ってきたが、初期3枚は除いてこのアルバムを越す作品は未だ出されていないと思う。



5. オリンピア ★★★ (2013-09-06 00:50:36)

穏やかな顔をしているが、

深く浸っていくうちに

狂気と正気が綯い交ぜになって

混乱をもたらす。


入門編とするには
少し渋めな作風ではあるが

耽美さ、狂気、高揚感といった
アリプロの旨みバランスが丁度いい塩梅で、
全カタログの中でもかなり上位と言える
すばらしい一品。



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