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ヘヴィメタル/ハードロック
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MARSEILLE
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Touch the Night
(失恋船長)
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Touch the Night
1978年に1stを翌年には2ndをリリースと順風満帆なデビューを飾る。時代はまさにNWOBHM、その勃興期に彼らの波に乗るのだが、レーベルがあえなく倒産。失意の中、サポートツアー中にバンドは活動停止を余儀なくされる。レーベルとは諸処の問題を訴訟する形となり、このバンドは完全に忘れ去られてしまった。
今作は、1984年にヒッソリとリリースされた3枚目。メンバーチェンジも行い、満を持しての仕切り直しだが、余りにもマイナーなレーベルからのリリースでは、厳しい環境を打破できなかったろう。日本でもゴット伊藤から低評価を喰らい息の根を止められるのだが、英国ロックが好きな人は、今作に流れる正調英国式叙情派ハードサウンドにグッと引き寄せられるでしょうね。ナザレスと同じレーベルからのデビューだっただけに、音楽性も近いスタイルでしたが、彼らはNWOBHMの流れを組むサウンドを引っ提げ再デビューを果たすことに成功。
NWOBHM四天王みたいな日本独自の大嘘解釈。所謂、レコード会社と結託して談合を重ねた戦略でアーティストを売ろうとした罪は大きい。最近はTVをオールとメディアと叩いているが、それならば、脈々と続くマッチポンプはどうなるのか?このマスメディアの金儲け主義には辟易しますね。
今作はまさにNWOBHMです。洗練された叙情派ハードサウンド、少なくともワイルドホーシズよりは、圧倒的にNWOBHMの風を吹かせています。いまだにCD化もされていないし、日本では絶望的な知名度のバンドですが、ガチンコNWOBHMファイターならば、是非ともチェックして欲しいバンドですね。ピアノをバックに切々と歌い上げるバラードから、哀愁の叙情派ハードナンバーに初期の匂いのする古典ロックまで多様性もバッチリ補完した英国ロックにグッと引き寄せられるでしょう。40点代ってことはないわなぁ。
失恋船長
★★★
(2024-12-17 04:38:11)
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