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TIME NO LONGER (1986年)
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TIME NO LONGER
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解説 - TIME NO LONGER
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2024-10-30 00:01:37)

世界を舞台に活躍する尺八奏者であり、プロデューサー/コーディネイター業でも知られるカズ・マツイこと松居和がリーダーを務めるプロジェクト、KAZU MATSUI PROJECTが'81年に発表した1stアルバム。邦題は『愛の黙示録』。
奥方が世界的成功を収めたピアニストの松居慶子ということもあってか、後年はニューエイジ/ヒーリング・ミュージック色を強めた作品が多くなっていきましたが、ロベン・フォード(G)、ラリー・カールトン(G)、リー・リトナー(G)、そしてTOTOのスティーヴ・ルカサー(G)やジェフ・ポーカロ(Ds)といった凄腕セッション・ミュージシャン達をゲストに招き、その人脈の太さを遺憾なく発揮して制作されている本作で聴けるのは、歯応えのあるGがフィーチュアされたロック色強めのフュージョン・サウンド。メロウなAOR調バラードからファンキーに弾むフュージョン・ナンバーまで収録曲はバラエティに富み、松居の尺八も確かに前面に配されてはいるものの、過剰な「和」のエッセンスの押し付けや色物・異物感は皆無。スムーズに楽曲に馴染むようアレンジメントされ、唯一無二の作品世界の構築に大きく貢献しています。特にカール・アンダーソンのVo、切れ味鋭いスティーヴ・ルカサーのGと松居の尺八が火花を散らす様が「HRナンバー」と評して違和感ないカッコ良さを放つ④はシビれる名曲。『ルパン三世』の五ェ門活躍シーンに流れそうな①⑤、哀しみに満ちたピアノ・バラード⑥辺りも惹き込まれる出来栄えですよ。
AOR/フュージョン愛好家のみならず、HM/HRリスナーも十分に楽しめる名盤じゃないでしょうか。



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