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The Dark Horse
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解説 - The Dark Horse
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1. 失恋船長 ★★★ (2024-10-15 00:21:58)

すったもんだの挙げ句、和解を遂げた両者。バンド名はトレイシーとフィルのいるバンドに正当に引き継がれるが、ライブでは楽曲を使用しても良いという条件らしい。新しいロゴとバンド名で再始動となるはずが、スティーブ・ライリーは、アルバムのリリース目前に、この世を去ることに、残念ではあるが、ライリーL.A GUNSの正式な新作に伴う活動は消えた。

正直、1stの時点ではバッタもん感が漂い好意的な目を向けることが出来なかったのだが、ある程度時間を空けて聴くと実は前作も、内容的には本家に負けていない力作だったことは認めざるを得ない。むしろネガティブな感情が正統な評価を曇らせたと反省の一点に尽きる位なのだが、今作も、そのバンド名に恥じない哀愁のメロディが映える、退廃的なムードを醸し出す独特のサウンドを継承。
シンガーもフィルに似た雰囲気があり、寄せにいっている感は否めないが、フラットな感覚で聴けば全く以て問題にならない。むしろ、こういうスタンスのサウンドを奏でるバンドがいるのだと、興味を抱くでしょうね。

ロックの持つ危険な香り、そのルーズでスリージーな味わいは、ただ無軌道ではなくロックなパワーを解き放つことに集中されており、中毒性の高いサウンドを展開している。ある意味、流行に左右されないスタイルの堅守。そして、けしてテクノロジーの恩恵を無視しない作りには、時代を超越した魅力を感じさせる。素直なメロディが印象的なスローナンバーのSweet Summer Girl (Florida)なんて、彼らの味だろう。本家よりも優等生な感じが逆に魅力的に聞こえる。

古典の持つ強み、ファースト共々、高い評価を受けるアルバムだろう。
個人的には名前で損している感じがする。そこが、どうしてもマイナスに働くのは仕方がないだろうが、独立したバンドとして認めされる魅力は十分にある。



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