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Gods of Metal (Year of the Dragon) (2024年)
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Gods of Metal (Year of the Dragon)
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解説 - Gods of Metal (Year of the Dragon)
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1. 失恋船長 ★★★ (2024-09-08 14:24:36)

Brothers of Metalがいるのに同じレーベルから同スタイルのバンドがデビューしてきたことに驚きました。なにを血迷っているんだという思いは変わりませんが、このバンドの方がシェイプされプロ意識の高いメンツを集めたユニットバンドとしての使命を果たしている。
日本人に取っては辰年でしかないYEAR OF THE DRAGONも和風なメロディを盛り込み侍メタルをやっている。

このバンドに付き纏うのは良くも悪くもNWOTHM的な先人達からのデジャブ感だが、個人的にはそこが最大の魅力でありキャラを活かしたバンドだと思っている。相変わらずドラムはシンプルなビート刻み、ベースは目立たない。ギターチームも凄いわけではないのだが、それでも親しみやすさは最大の魅力だし、当たり障りのない楽曲は敷居が低いので、これからメタルを聴いてみたいという人にはわりかし拒絶反応が起きないサウンドになっている。

マッチョ男はけしてグロウルしない、細マッチョはトビアス・サミットみたいで万人に受けそうな声質だ。もうちょっとコーラスワークを生かせれば良いのだが、女性ギタリストのか細い声が心霊現象みたいでイマイチ心に残らない。そこは大きな改善点だろう。しかし、その等身大の魅力。
無理しすぎない、主役不在のプロジェクトチームにおける音作りはメタルな世界観をブレる事なく踏襲。

オジサン達の慰みよりも、これからの世代に訴えるものだろうが、今回は随分と和のテイストというかアジアンな風を送っている。そのオリエンタルさが、コンセプトとして機能させているようだが、日本人には邪魔に感じるかもしれないが、海外でウケるならば堂々とやり切って欲しい。

AFMから離れたのでかぶりまくりのバンド、Brothers of Metalが可哀想だった。だって向こうは、昔からの仲間が純粋にバンドとして成功を目指し契約を掴んだ。たしかにアマチュア臭さはあった。特に肌を露出する格好のわりには、ダルダルにたるんだ身体で見苦しかった。まさにロックオタク青年達がバンドを組んだという事だろう。

こちらはプロのキャリアを積んだ猛者。鍛え抜かれた身体とパフォーマンス、なにより女性ギタリストによるアックスガールズというのは今の時代的にも対応している。それだけに、オリエンタルな作風は、海外のみならずアジア圏でもウケそうだ。特に日本人には馴染み深いメロディックメタル路線なので、受け入れられるだろう。

個人的にはもっとヘヴィな音像にして欲しいのだが、このバンドはもっとターゲットを広げたメジャーサウンドをおくびにも出さないでやり切っているので反感を抱かれないだろう。癖のなさが最大の魅力。その代償は無難だが、コンパクトな楽曲は耳馴染みが良い。



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