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THE WORLD’S BEST HOPE (2017年)
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THE WORLD’S BEST HOPE
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解説 - THE WORLD’S BEST HOPE
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2023-11-07 01:21:24)

メタル者的には真っ先にRAVENの名盤のことが頭をよぎるグループ名ですが、当然無関係。こちらは元3のロバート・ベリー(B、Vo)とBOSTONのゲイリー・ピール(G)、それにSTRANGEWAYS、GIANT他のテリー・ブロック(Vo)、MR. BIGの一員としての活動も記憶に新しいマット・スター(Ds)という名の知れたメンバーにより立ち上げられたプロジェクトで、本作は彼らが’17年にFRONTIERS RECORDSから発表したデビュー作となる。
この面子にメロディ愛好家が寄せる期待にしっかりと応えたメロハー・サウンドが実践された一作で、バンドの中核をなすのがロバート&ゲイリーということもあって、その昔ゼロ・コーポレーションから日本デビューも飾っていたALLIANCEのことを何となく思い出したりも。あのプロジェクトの新作としても楽しめる1枚かも…と書こうと思って調べてみたら、現在もALLIANCEは稼働中で吃驚。’19年には新作までリリースしてくれていましたよ。
それはともかく、テリーの伸びやかな歌唱(時にロバートとのツインVo体制)といい、バックを支えるメンバーの安定したパフォーマンス、それにアレッサンドロ・デル・ヴェッキオを筆頭としたメロディ・メイカー達の協力を得た本作のハイクオリティっぷりは推して知るべし。派手さや新鮮味とは無縁ながら、この実家のような安心感こそが聴き手(というか俺)が本作に求めているものなので非難には当たらず。爽やかに送り出される④、からのエモーショナルなバラード⑤、HRのエッジを効かせて駆け抜ける⑨といった優れた楽曲は、このプロジェクトが単に顔触れだけ整えた安易さとは一線を画する存在であることを立派に証明する逸曲に仕上がっています。
顔触れ的に継続プロジェクト化は困難そうですが、出来れば2作目も聴いてみたいなと。



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