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Now & Then (失恋船長)


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Now & Then

ドイツ人ギタリスト、クリスチャン・トールによるロックプロジェクトの第4弾。詳しいバイオは分からないが、リメイクと新曲で構成されているフルアルバム。
彼がミュージシャンとして人生をスタートさせるも、ミュージックライターに転身。その後、シリアル海外の有名アーティストに触発され再びギターを手に取り活動に乗り出す。ソロのキャリア以外にも、オランダ人シンガー、ジョン・カイパーズとバンドを組んだりと、けしてポッと出の新人ではない。
今作でもリードシンガーとして豪華な顔ぶれが揃う、ジョン・パー、フィリップ・バードウェル、リック・リソ、デヴィッド・リース、マイケル・ヴォス、ジョン・カイパーズという実力派が一堂に顔を揃え、メロディックメタルに華を添えています。
ドラマーはレイモンド・エルヴェイユが多彩なリズムを刻みバンドサウンドを支え、ベースはクリスチャン・トール以外に、チャック・ライト、ローレン・シェフがゲスト参加、さらにリードギターとしてスティーヴ・ルカサー、マイケル・ランウウ、ティム・ピアース、ダグ・アルドリッチがゲスト参加。豪華幕の内弁当ですよね。
目移りして、どこから箸をつけたらよいのか分からない、ライター時代のコネを使っていますが、作風は割と堅実です。いたってシンプルな作りです。大きな裏切りもなくAOR調の渋目のメロディックハードサウンドを奏でています。
それだけに大きな発見はありませんが、この顔ぶれが揃うだけのクオリティは保持しているので、マニアならば安心して聴いていられるでしょう。
こういう全く知らないアーティストを紹介してくれるのはありがたい、毎日新譜や新情報に上書きされ記憶が追いつかん。恐るべしストリーミングサービス

失恋船長 ★★★ (2023-10-31 14:29:34)