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WHITE HEART (1982年)
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WHITE HEART
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解説 - WHITE HEART
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2023-10-11 00:48:16)

近年はプロデューサー業でも腕を振るう、ビリー・スマイリー(G)とマーク・ガースミール(Key)を中心に結成。ダン(G)とデヴィッド(Ds)のハフ兄弟を筆頭に、多彩な音楽ジャンルで活躍するタレントを数多く輩出してきた「ナッシュビルのTOTO」こと名門WHITE HEARTが、’80年に発表した記念すべき1stアルバム。
多作ぶりで知られ、その時々によって音楽性を変化させてきたWHITE HEARTですが、本作で聴けるのは、親しみ易い柔和なメロディ、安定した演奏力を生かしたシャレオツなアレンジ、それに美しいボーカル・ハーモニーに彩られた(良い意味で)典型的なCCM系AORサウンド。ゆえにゴリゴリのメタル者にとっては多少刺激に乏しい内容であることは否定しえないものの、本編開幕を軽やかに飾るキャッチーな①や、高いヒット・ポテンシャルを感じさせるバラード⑤等、フックの効いた楽曲の素晴らしさは、このデビュー作の時点で既に傑出しています。
随所でコシの効いたGプレイを差し込み、単なるBGMに留まらぬ存在感を発揮するダン・ハフが、後の売れっ子セッションマンとしての片鱗を早くも伺わせてくれれば、これ1枚きりでバンドを去ってしまうスティーヴ・グリーン(Vo)も、張り良し/伸び良し/艶良しの強力ハイトーンVoで、本作の完成度を更に一段階引き上げ。ポップな高揚感に満ちた曲調と絶妙なメロディ展開が劇的に躍動する④なんて、両雄のポテンシャルが十全に発揮された名曲中の名曲。クリスチャン・メタル好きなら聴かずには死ねませんて。
WHITE HEARTの代表作として人気を集めるのも納得の名盤ですね。



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