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Mary Anna / Tim (火薬バカ一代)
Tim (火薬バカ一代)


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Mary Anna / Tim
アルバムのラスト・ナンバー。デニス・デ・ヤングを思わす
トム・グリフィンの張りのあるハイトーンVoや、
エモーションとパッションを叩き込んでくるブルース・ガイチのGといった
タレント揃いのメンバーの強みをあますところなく生かした名曲に仕上がっています。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-06-28 23:36:57)


Tim

「俺たちTIM」…と言っても、お笑いコンビのことではなく、こちらのTIM(ティムと読む)は、後にTRILLIONにファーギー・フレデリクセンの後任として参加することなるトム・グリフィン(Vo)や、数多のセッション・ワークで知られるブルース・ガイチ(G)ら、シカゴ周辺で活動していた腕利きスタジオ・ミュージシャン達により結成された5人組のこと。本作は彼らが’83年にレコーディングするも、結局陽の目を見ることなくお蔵入りしていた幻のデビュー作に当たる作品です。トム・グリフィンといえば折角AMBITIONで素晴らしいアルバムをリリースしたのに、その後全く活動状況が伝わって来ず、今何してんだろう?とか思っていたのですが、いつの間にかこんなお宝作品が発掘されていたんですねぇ。
内容の方は、ブルース・ガイチの「シカゴのTOTOになりたかった」との発言が全てを物語る通り、親しみ易いメロディを、メンバーの確かな技量とプログレ・ハード調の凝ったアレンジで味付けした同時代のTOTOを彷彿とさせるメロディアスHRサウンド。お蔵入り音源ゆえプロダクションのショボさにはいかんともし難いものがあるものの、それを押しても楽曲の出来が良く、BOSTON辺りにも通じる爽やかなOPナンバー①、ハード・ロッキンな躍動感漲る④、デニス・デ・ヤングを思わすトムの張りのあるハイトーンVoとブルースのホットなGを生かしたさり気にドラマティックな⑪といった楽曲を聴けば「これほどの逸品が誰の耳にも触れることなく眠り続けるところだったのか…危ねぇ危ねぇ」と冷や汗を拭うこと必定ですよ。
発表に感謝な1枚。どうせならこの面子で新作を作ってこれませんかね?

火薬バカ一代 ★★★ (2023-06-27 00:28:50)