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ヘヴィメタル/ハードロック
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WYTCH HAZEL
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IV: Sacrament
英国産ヴィンテージロック2023年作
II: Sojourn(2018年)にハマって、ナンバリングⅢはあまりに酷似した音楽性のためあまり聴かなかったが
完成度は非常に高いバンド。今にして思えばⅢも最初の敷居をクリアすればハマってたんだろうなとは思う。
3年ぶりの本作は、大きく音楽性に変化はなく、オーソドックスで抜群の安定感を誇るサウンドを聴かせてくれる。
とはいえ唯一無二の音で、初っ端から線の細い重厚なギターが登場し、一発でWytch Hazelの音世界に魅了される。
こういうレトロロック路線はドゥーム路線ほど多くは漁っていないが、ボクにとっては5本の指に入るバンドではある。
他レトロバンドとの違いは、レトロ感を感じさせながらも録音は決してローファイ録音ではなく完璧であるということ。
全ての楽器が最適な残響音でクリアに聴こえてくる。ドラムのエフェクトが若干気にはなるが全くもって許容範囲内。
ロックサウンドの鍵盤楽器はチープになりがちなバンドが多い中、このバンドの鍵盤担当はメロトロンの使い手だけあって
音へのコダワリは感じることはできる。ただ、もっと鍵盤を前面に出すサウンドにすればいいのに、と感じるところもある。
海外レビューは結構多く書かれているようで、後半の楽曲の弱さを指摘する記事は散見されたが、こういうサウンドは
BGMとしてライトに楽しめればボクとしては問題ないので、後半の楽曲云々は全く気にならないね。
今年は濃いドゥーム路線が微妙だが、このバンドやTanithの新作などがリリースされてレトロロック路線は充実してる気がする。
近年はこのテのレトロ路線がジワジワと増殖しつつあって、このバンドあたりが牽引していくんだろうと思わせるものの
Wytch Hazelは既に成熟した感があって、このままの路線だと飽きられそう、という危機感を感じるところも僅かにあるかな。
kamiko!
★★★
(2023-11-22 18:42:59)
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III: Pentecost
フォーク・トラッドと言ったクラシックサウンドを基調とする英国産HM/HRバンドの3枚目。メイデン、JP、UFO、ジェスロ・タル等のバンドからの影響も顕著な古典サウンドは実に甘美な世界観を演出、ロマンティックなメロディと甘美なサウンドメイクはフルーティーは味わいと表現したくなるほど、糖度の強い香りがいつまでも余韻として残ります。
前作では割とスローナンバーが多めで、若干ダレるという欠点があったのだが、今回はこのバンドの持ち味と言える英国フォーク・トラッドサウンドを前面に押し出し、このバンドが醸し出す黄昏流星群な人生の薄暮を思わせる、アナログサウンドにグッと引き寄せられるでしょうね。
前作よりも統一感を強めた今作、ドラムの音は好きになれないが、メロトロンとか似合うよなぁ。
年中季節は秋、そんな枯れた味わいのサウンドなんです。歌詞の意味が分かれば印象も変るのでしょうが、ワタクシ全然英語はダメでして、何十年メタルを聴いてもリスニングもヒヤリングも成長しません。
失恋船長
★★★
(2023-04-22 01:10:59)
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III: Pentecost
英国産ヴィンテージロック2020年作
ツインリードのハモりとコーラスがオンリーワンな個性を放ち、必要最小限のエフェクトでヴィンテージ感溢れるサウンドを聴かせる。
この作品は発売日まで調べて即ゲットしたが、意外とボクの心に響かなかった。というのも、前作「II: SOJOURN」(2018年)の音楽性から
ほぼ変化を感じない作風で、とりあえず前作以上の魅力を感じなかった。愛聴した回数が多い分、前作の方が断然ボクのツボである。
ゲットして暫く経つが、やはり前作のインパクトが大きかったせいか、この盤を頻繁に聴くというところまでいかない。
決して悪くないんだけど、前作路線の作品をもう1枚作ってみました、という感じで、残念感のある作品になったという印象だ。
好きなバンドだけに、次作は心に響く作品を作ってほしい。
kamiko!
★★
(2021-08-16 02:24:42)
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