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噤夢 Land of Lost Voices (2020年)
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噤夢 Land of Lost Voices
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解説 - 噤夢 Land of Lost Voices
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1. 失恋船長 ★★★ (2022-12-08 16:08:59)

台湾産フォーク/シンフォニック系メタルバンドとして活動するバンドの3枚目、前作で聞こえたデス風味は更に薄まりアジアンなメロディを軸としたフォーク路線へ傾倒、その台湾風味満点のメロディは、韓流ドラマも真っ青のやり切りぶり、徹底して流れるレトロなアジアンメロディは、望郷を擽る場面も多く、今作のコンセプトとなる、日本統治から中国国民党時代へと移り変わる中で起こる悲劇が主題となり、これぞ台湾フォークメタルというスタイルを築き上げている。

少々味付けも濃いめで、この手の音楽に対する造詣もないワタクシには胃もたれ気味になるのだが、民族楽器も華麗に舞い踊り、その個性的なスタイルと懐かしい音色は欧米からは絶対に出てこないモノ、その絢爛豪華なアジアンロックの華麗なる舞、中華ゴシックメタルと言うのは、こういう音楽性なんだろうと認識させる。

良く言えば儚くも美しい繊細な歌声、でもメタル系としては弱い、そのあり方が個人的には大きな評価を分ける点でもあるが、この悲哀のある繊細なメロディを演出するのは、この声が似合いなのだろう。

この手のバンドは門外漢も甚だしいので適当な事は言えないが、日本でもない台湾の音、中華圏ならではのメロディと儚くも美しく散りゆく命運、その刹那な人生を煌びやかに移す、残酷絵巻とも言えるサウンドは、多くのファンを取り込むでしょうね。



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