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Heroes of the Night
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1. 失恋船長 ★★★ (2022-12-05 16:06:16)

知る人ぞ知るオーストリア産のメロディアスHM/HRバンドが1987年にリリースした1st。なんと言っても流通が脆弱で、オーストリアのレーベルですからね、そりゃ日本にいても手に入らないでしょうね。そういうレア感が満載の作品。過去にコレクターズアイテムとして出回った事がありますが、よもや配信版があるとは驚きです。
しかもオリジナルを見たことがない&手に入らない絶盤が気軽に聴けるという環境に感慨深いモノを感じますね。どこかの一発屋がサブスク死ねと言っていたが、違法ダウンロードが横行する世の中で、どうせヤラレルなら少しでもお金に換えたいがサブスクリプションの有効性で、そのおかげで違法なダウンロードサイトは死滅したろう。リスクを犯してまでやるべきじゃない。
そういう問題に直結するのが、この手の幻のグループなのだが、何はともあれ正式な音源を聴けるのは嬉しい限りです。

爽快感のある清々しいメロディはひんやりとした肌触りがあり、心地よく吹き抜けていくのですが、似たようなテイストの楽曲が続くために少々中弛み感が無きにしも非ず、深みの無いサウンドミックスも手伝い、尚更エッジ不足を感じる。
もうちょいハードテイストも欲しいところだが、清く正しく美しくメロディックメタルをやっているというコンセプトなら飲み込むしかないでしょう。
物足りなさはあれど、一生懸命な姿は好感が持てます。そういう意味では裏切らないのだが、アナログ盤でいうことろのB面にあたり6曲目からは、欧州由来の叙情性とシリアスな側面を強め、前半よりも硬派に写る。いずれにしろ、メロディを大切にしたバンドサウンドは、ある一定のマニアにとってはたまらないモノであり、時折アイデアの渋滞はあるが、ツインリードが疾走するパートのダイナミズムは相当なモノがあり、⑦などで聴けるドラマ性の高さは、このバンドの本文ではないのだろうか?
そういう見方をするとキャッチーで陽性な魅力を振りまくナンバーは、ヒット狙いと考えられるだろう。オーストリアのロック事情を何も知らないので、適当な事は言えないが、ワールドワイドな活動も視野に入れた意欲作、どこか望郷をくすぐるマイナーメロディも耳を惹きますね。



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