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HEAD OVER HEELS (1971年)
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HEAD OVER HEELS
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解説 - HEAD OVER HEELS
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1. 失恋船長 ★★★ (2022-08-21 16:35:46)

デビューフルアルバムにて唯一のアルバム。アメリカはミシガン州から登場したトリオバンド。このアルバムは日本でもリリースされグランド・ファンクの次はこいつらだ見たいなアナウンスをされたりと、注目度の低いバンドではなかったと言われています。
いかにも中西部な黒っぽいブルース臭、デトロイトロックなどと形容されるゴリッとした堅さと、ムンムンと漂う男性ホルモン強めの汗臭さ、その洗練されないロックサウンドは3人とは思えないほどパワフルかつ厚みのある演奏で魅了、バンドを牽引するポール・フランクを筆頭にかなりの実力者が揃っています。70年代らしいインプロテイストは濃淡をハッキリさせることで音楽性に深みをもたらし、勢いだけでは誤魔化せない小技も使いバンドとしての魅力を、より値のあるものに変換、パワフルなドラミングの合間を縫うようなベースの音色は唄うように存在感を発揮、そこに味わい深いブルージーな歌声も誇りっぽいロックサウンドとマッチ、典型的なスタイルと言えるかも知れないが、セクシーな色気を滲み出し古典ロックとしての旨味を抽出しています。歌える二人がいるのも強いですよね。

当時のアメリカにはゴロゴロといたスタイルだろうが、デビュー作にこぎ着け実力と、裏打ちされたテクニックとアレンジセンス。豪胆だけではない大衆に訴えかける娯楽性を持ち込んだバンドサウンドに唸りますね。
今作一枚で消えただけに、今となっては完全に忘れ去られたバンドだろうが、70年代型のハードサウンドが好みの方ならば大いに楽しんで貰えるでしょうね。ヘヴィなだけでオシャレなモダンサウンドなど簡単に蹴散らしています、ロックの真髄がここにはありますよ。



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