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LEGACY (2004年)
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LEGACY
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解説 - LEGACY
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1. 失恋船長 ★★★ (2022-05-03 13:20:24)

ギタリストのみならず空手家の顔も持っていたスウェーデンのネオクラ空手ヒーロー、我らがトーマス・ウルフ率いるバンドのライブアルバム。現状、今作を最後にバンドは動いておらずトーマスのキャリアが潰えているのですが、今作で聴ける彼のギタープレイは驚くほど正確であり、もっと荒削りなのかと思っていたのですが、その丁寧なフレージングの紡ぎ具合に唸らされます。ある意味、スタジオよりもテンションも上がりライブならではの臨場感を演出、トーマルのアクティブなギタープレイに目を見張ります。
バックを支えるメンバーもトーマスの期待に応えるかの如く力強いプレイを披露、音楽空間を広げるキーボード、裏回しをするベース、タイトに刻まれるドラム、相変わらずな実力を発揮するトーマス・ヴィクストロームの歌声、ネオクラ様式美かくあるべきなパフォーマンスに酔いしれますね。
個人的に、このバンドが活躍していた90年代中期は、丁度、マイナーメタルの旅路に出かけていたために、そこまで思い入れがない。また、ネオクラに飽きていた時代でもあった。それだけにイマイチ、当時の状況や彼らの立ち位置は分からないのだが、インギーのバッタもん扱いで終わらせるのは惜しい、実に堅実なライブパフォーマンスを披露しています。
最近はスッカリ下火になっている、ネオクラ様式美メタル。忘れ去られた今だからこそ、再考するにはもってこいのバンドのような気がします。



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