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BIG BANG (1993年)
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BIG BANG
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解説 - BIG BANG
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1. 失恋船長 ★★ (2009-03-18 04:16:00)

元へレン・ダンサーといった名うてのミュージシャンと紅一点の女性シンガー吉越由美(高浜祐輔とバンド組んでいたが思い出せない)で結成された様式美系テクニカルギタリスト清水保光率いるバンドの1st
、音楽性は歌謡テイストを含んだメロディアスなHM/HRサウンドと日本語歌詞のかみ合わせに難を感じますが吉越のパワフルな歌声は音に負けておらず中々の迫力があり、難なく聴かせてくれます。特筆すべきは数曲で光る清水の流麗なギタープレイでその滑らかな運指が奏でる音色に魅了されます。日本の音楽シーンで生き抜くにはこれくらいの大衆性が必要なのかと悲しい気分でジョークと言いたくなりますが今でもたまに聴き懐かしみますね。聴きやすさ全開の歌謡HM/HRに興味のある方やヘレン、バビロンを愛してる方には聴いてもらいたいですね




2. 火薬バカ一代 ★★★ (2018-09-12 00:53:56)

卓越したギター・テクニックを誇る清水保光(G)、現在は作曲/編曲家として(特にアニメ業界で)名を成す高梨泰治(Key)のHELLENコンビに加え、元DANCERの前田卓生(Ds)、『いかすバンド天国』で数々の賞を受賞して注目を集めた女性シンガー、吉越美和(Vo)らにより結成されたバンドが’93年に残したフル・アルバム。(今にして思うと吉越を売り出すためにお膳立てされたバンドだったのでしょうか?)
面子が面子だけに、ついつい様式美HMを期待してしまうのが人情というものですが、本作で彼らが披露しているのは歌中心のメロディアスHR。単に弾きまくるだけでなくTPOを弁え、楽曲にフィットしたソロを抜群のメロディ・センスで滑らかに紡ぐ清水のGと、サウンドに「PLANET EARTH」の名に相応しい透明感を付与する高梨のKeyワークを活かした楽曲は十分に質が高く、特に先行シングルとしても切られた④は、当時のトレンディ・ドラマ(死語)主題歌に起用されてたって違和感のない洗練とヒット・ポテンシャルを感じさせる名曲です。(共作者として十二単の八重樫浩の名前がクレジット)
吉越のやや肩をいからせ気味な歌い回しや、彼女が手掛ける歌詞の世界観は、⑤⑦のような軽快な楽曲におけるアメリカンなノリとは水と油な一方、パワフルな②、アップテンポの③、情念渦巻く⑥⑧といったハード且つ重めな楽曲との相性は良好。中でも、大阪ブルース度全開でアルバムを締め括る⑪(PLANET EARTH版“酒と泪と男と女”か、はたまた“大阪で生まれた女”か)のハマリっぷりには、思わず聴き惚れてしまいましたね。
2枚、3枚と、もっとアルバムが聴いてみたかったなぁ…と思わずにはいられない1枚。



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