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Rip Tide
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解説 - Rip Tide
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1. kamiko! ★★★ (2022-03-12 02:01:10)

スウェーデン産フューネラルドゥーム2021年作
一応スウェーデンとしたが、活動拠点がそうなんだろう。トリオ編成で2人はウクライナ、もう1人はポーランド出身のミュージシャンのようだ。
メタルに関しては露、ウクライナやその周辺諸国の作品ゲット率が50%くらいなので、ロシア侵攻でこの地域の作品が楽しめなくなると思うと悲しい。
ウクライナルーツで直近ゲットしている作品がコレで、戦争報道を観ながら、このサウンドに没頭しつつ残念感に浸っている感じだ。
このバンドの作品はコレが3作品目、過去作はYoutubeで楽しんだ程度。今回の作品は音像こそオーソドックスだが全体的に非常に完成度が高い。
ヘヴィでゴリゴリなギター、カオティックでありながら無駄に力むことのない唸り声、手数やバリエーションの多いドラムが魅力的だ。
鈍重に垂れ流す感じではなく、楽曲には起伏があり、音数も多めだが、それが全く気にならず、しっかりフューネラルドゥームしている。
特筆すべきは、楽曲中の意表を突くテンポチェンジ、曲展開だろう。大作主義でドラマチックに展開するそのコンポジションが光る。
また、描く音世界は、荒れる海を描いたモノクロジャケの印象通り、温度が冷たく、ドス黒く、激しさと鬱蒼とした感じが同居するサウンドだ。
演奏の背後に響き渡るSEやサウンドエフェクト・絶妙な残響音など、暗闇の海原で凍てつく風を感じているかのよう。この冷たさがたまらなく素敵だ。
真性さが宿るこのサウンドは、フューネラルドゥームを聴き倒した猛者に是非聴いて欲しい。ホント素晴らしいクオリティである。
ちなみに、1曲目が大作フューネラルドゥームで、それ以降はアンビエントサウンドである。この展開がバッチリ世界観にハマっているんだよ。



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