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Dirty, but Well Dressed (1989年)
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Dirty, but Well Dressed
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解説 - Dirty, but Well Dressed
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1. 失恋船長 ★★★ (2024-08-26 08:35:15)

隆盛を極める。L.Aメタルシーン。その末期にデビューしたバンドのファーストにて唯一のアルバム。ある意味、シーンを象徴するような作品とも言える。まず演奏は上手い。アレンジもツボを押えている。それもそのはずボー・ヒルが全体を掌握、そこにポール・ウィンガーがプロデュースを担当、ミキシングも金の掛るメンツを揃えゴージャスな音を作り上げている。
参加メンバーはKUNIで活動を共にしたダグ・ベイカーと、ご存じマイク・テラーナというリズム隊。シンガーとギターはTOKIO ROSEで活動、ちなみにHANOVERではマイクとギターのジョージ・バーンハートは一緒に活動しているし、人脈的には繋がっているのが面白い。ちなみにもう一人のギタリスト、ブライアン・ヤングはジェフ・スコット。ソート関連の仕事をこなすこととなる。また、ダイアモンド・デイブの作品にも後に関わる事となるので、マニアには気になる情報が多いのだが、出しているサウンドは、随分と置きにいった典型的な王道サウンドを展開。

正直、個性に欠けるし、いかにもアメリカで売れそうですな音であり、どこかで聴いた事のあるフレーズもチラホラと実力はあるのだが、制作者サイドの意向に沿った曲作りに終始しており旨味に欠ける。
まぁアメリカンロックが大好きな人には、隙のない堅実さが耳を惹くだろうし、カナダ人脈だけに浮ついた要素は薄いのも好印象だろう。

豪快でダイナミック、売れ線街道を走っているが、脳天気な明るさではない堅実さ、その手練手管な制作陣によるハードサウンドには一定の需要があるだろう。個人的には何か始まりそうで何も始まらない印象が強く、途中で飽きてします。一曲の完成度は高いのに並べると無個性に感じてします。演奏も上手い、アレンジも当時の背景を感じるとベタ中のベタ。
難しいねぇ。下手でもどこか突き抜けた個性がないとダメなんでしょうかねぇ。ちなみにラストのLOVE POTION #9は有名な曲のカバーです。Tygers Of Pan Tangがやったヤツがハードサウンドファンには馴染みが深いでしょう。



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