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Red, Raw and Bleeding! (1986年)
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Red, Raw and Bleeding!
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解説 - Red, Raw and Bleeding!
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1. 失恋船長 ★★★ (2021-11-02 12:50:48)

かの有名な商業誌のレビューにてゴット伊藤がボロカスの評価を下した為に完全に死んでしまったバンドの1st。そういう評価があったことを知らないのでなんとも言えないのだが、メタルに対するスピードを求めるマニアならば首も疼きぱなしの爆裂メタリックサウンドがてんこ盛り、全10曲、ランニングタイムが30分を切る潔い展開に持って行かれますよね。
プレスラッシュと呼ぶに相応しい加速度を増した楽曲群の放つ切れ味と攻撃力は半端なく、まるでビルの解体現場で大暴れすドデカい鉄球のついた重機が制御不可能に陥ったような過激で凶暴なスピードメタルを展開しています。
しかし、このバンドが凄いのは、そういう破天荒メタルにありがちな雰囲気重視の歌声で突っ込んでくるのではない、実力者がしっかりとメロディに乗せて伸びやかな歌声を披露することで、バックのイケイケドンドンの演奏との対比がより体感スピードを上げ、そんじょそこらのスピードメタルバンドでは叶わないと思わせる腕っぷしの強さを見せつけている。
とにかくスピーディーである。このバンドの母体はWOLFBANEなのだが、NWOBHMバンドがトービングしたと言わしめるほどのスピード狂である、今の若い人は商業誌を読まないと聴いています、であれば余計なバイアスはかからないでしょう。
80年代に埋もれた英国産スピードメタルの凄みを是非とも味わって欲しい、あっという間にアルバム終わりますよ。と言うことは脇見運転したら道に迷う可能性もありますが、9曲目のイントロでアコギが出ますので、それを合図にお戻りください。
これが金も掛からずに聴ける時代って、いやー音楽って本当にいい物ですよね。さいなら、さいなら、さいなら、と小松政夫が淀川長治のモノマネをしている、モノマネで〆たいと思います。



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