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AFTER HOURS (1989年)
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AFTER HOURS
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解説 - AFTER HOURS
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2023-07-04 00:06:02)

マークとスティーヴのオウワーズ兄弟といえば、故スティーヴ・グリメットが率いたLIONSHEARTの衝撃のデビュー作『獅子の咆哮』(’93年)制作に多大な貢献を果たしながらも、あのアルバムが日本で評判を呼んだ頃には既にバンドを去っていた謎多き双子ミュージシャン。このAFTER HOURSは兄弟がLIONSHEART参加以前に在籍していたバンドで、本作は’89年リリースの2ndアルバム。LIONSHEART人気を当て込んだのか、発表から4年が経過した’93年になって唐突に日本盤の発売が実現しています。(但しその時には既にバンドは解散状態にあった模様)
1st『TAKE OFF』(’88年)ではBON JOVI路線のメロディアスHRを演っていましたが、ここでは80年代末期HR/HMシーンの流行に則り、ブルージーな味わいを飲み込んだ、よりギター・オリエンテッドなサウンドを披露。メジャー制作だけあってプロダクションはしっかりしていますし、ワイルドな声質のVoのガッツ溢れる熱唱と、泣きの入ったメロディを奏でるGを生かした劇的な名曲③を筆頭に、エモーショナルな盛り上がりっぷりに惹き込まれるバラード④、キャッチーに弾む⑤、WHITESNAKE風味の愁い振りまく⑥、1st路線の爽快ポップ・メタル⑦等、本編(とりわけ中盤戦)には聴き応え十分の秀逸な楽曲が並んでいます。オウワーズ兄弟は既に曲作りに関与していないものの、不思議とLIONSHEARTに通じるテイストが感じられたりも。(どっちもWHITESNAKEから影響を受けてるだけか)
LIONSHEARTが気に入った方なら、探し出してチェックする価値は十二分にあると太鼓判を押せる1枚。1stも再発してもらえないでしょうか。



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