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1. 失恋船長 ★★★ (2021-09-15 12:19:50)

かつてBOWWOWで山本恭司の相棒としてギターを担当、時にはリードヴォーカルも分け合っていた斉藤光浩が1991年にリリースしたソロアルバム。BOWWOWを抜けた後はARBのギタリストとして活動、日本のロックを中心に音楽活動をしていたのだが、それが違和感のないアーティストであり、正直BからVに移行出来るアーティストだとは思っていなかった。
そんな日本のロックが似合うイメージが強かった斉藤光浩。ARBでの活動は短命に終わり、甲斐よしひろのバックを務めたり、早くから裏方に回るような姿勢があったりしていたのだが、今作では斉藤光浩の魅力が満載。ハードな曲から日本語による日本のロックにバラード、ポップロックありと、なんとも形容しがたいストレートなロックを大真面目にやっている。所謂、氷室京介のいたボウイやデジタルビート全開のビーイング系でもない、91年当時でも古臭いストレートなロックをやっている。
それだけにターゲットは狭そうなのだが、BOWWOWの歌謡曲路線時代やARBのファンの方が馴染みやすいのだろうが、以外とギターはオーソドックスな中でもハードに迫りテクニックよりも気合い一発な光浩ワイルドギター&ヴォーカルが楽しめる仕様になっており、そっち方面に馴染めるマニアなら大いに楽しめるでしょう。
オープニングのスピーディーなロックで幕が開ける展開には驚かされたしBOWWOWファンなら以外とハードに迫っているじゃんと斉藤光浩を見直すのではないでしょうか?
シングルカットされた②も洗練されたロックをやっており、妙な色気よりも耳なじみの良いロックな色彩美が懐かしさと新鮮さを運んでくる。
こういうストレートなロックと言うのは今では貴重な存在になるでしょう、メディアで紹介されるメジャー資本の音楽は何というべきか?まさにJ-ROCKなる言葉がピッタリとハマるでしょう。そんな狭間で本物志向のロックを所望するマニアにはきっと今作は胸に響くでしょうね。
ラストで聴けるポジティブな空気の壮大なロックバラードもBOWWOWがやってもおかしくない魅力があり、彼がアイドル系出身だとか、山本恭司率いるBOWWOWのサブキャラではないことを雄弁の証明しています。
マニアとしては新美俊宏と厚見玲衣が参加しているのも見逃せませんよね。



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