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1. 失恋船長 (2021-03-29 17:24:15)

今回の帯タタキもキュンとなりますねぇ「君も、セクシーでキュートなメグのライヴ感覚あふれる"POWER POP"かじってみない?!!」前作に当たるEPにもあったPOWER POPかじってみない好きやなぁ。

元祖嬢メタルと言えば、ワタクシにとっては早川めぐみ嬢を真っ先に思い出します。セクシー系のジャケ、そして裏ジャケは松本伊代に叱られそうな線路でグラサン姿を披露。中身のポスター的な要素の強いライナーノーツではアイドル的な笑顔を披露と、一枚で何度も楽しめる仕様になっています。
これぞ昭和アイドル的な売り方なのでしょうが、アイドルに熱を上げなかった少年時代のワタクシは、チョイと疎いのですが、そんな雰囲気を今作から感じています。

作風も、作品毎に歌謡テイスト化に拍車がかかり、B面に当たる2曲以外はリズム隊が打ち込みに変更と、本格的に路線変更を果たしています。

A面の5曲、B面の頭で参加するのは、今やロック界の大御所である松本孝弘、制約のある中でも、自身の持ち味を出そうと苦労していますが、②では作曲も担当と躍進していますねぇ。

総じて歌謡曲です。免疫がないワタクシには総じて恥ずかしくなる曲調ばかりです。ACTIONのメンバーが提供した楽曲も、彼等がやりそうなパワーポップナンバーだ。しかしめぐみ嬢の歌唱力不足は如何ともしがたく、可愛らしさでは押し切れないフィールドまで進んでしまった。

しかし、無理やり感の漂うハード路線よりは肩の力が抜けて、彼女にとってはプラスに働いている。完全に水泳大会のワイプで唄っている姿がチラつく曲ばかりだが、昭和アイドル好きには需要もあるだろう。
また、歌謡曲よりのロックが好きは人もイケるでしょうね。忘れ去られたアイドルロッカー、昨今のブームを横目に見ているワタクシですが、こんなんもありましたよぉとお節介を焼きたくなりました。



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