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金陵祭 (失恋船長)


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金陵祭

漢字では黑麒と書きます。中華圏のフォーク系ブラックメタル。その悲哀に満ちたメロディと暴虐性極まりないサウンド迫力満点。殺傷力の高いリフ、悲しみを抱いて血を吐き咆哮する唄、ブルータリティに満ちた豪快なリズムは強度が高く、エキサイティングなサウンドメイクに一役買っている。
殺伐として狂気、中華風のメロディも大胆に取り込み、静と動のコントラストを際立たせた演出が独自性の花を開いている。7曲入りで唄があるのは3曲、インスト唄インストという具合で物語が進み、戦争と言う不条理なる出来事を彼等流に演出。歴史解釈はどうであれ、我々日本人にとっては、無視できない南京大虐殺を取り扱うコンセプトアルバムとなっています。

個人的には7曲で37分超え、少々長いなぁと感じる曲がある。例えばインストの⑤はスローナンバーで5分半、しかも強弱のある展開がないので、いつまで続くんだろうと心配になる。歌詞が分からないから、余計に見失うのだが、こういう聴かせ方の工夫をするだけでも、随分と聴き易くなるのになぁと思う。

また、この手のフォークメタルには詳しくない為、えげつないパクリがあっても気が付ないのだが、民族楽器を巧みに使い、悲劇の物語をメタル仕立てに作り上げた今作は、エクストリームな暴走サウンドと相まって、中華風○○としては大成功だろう。暴れるところはしっかりと暴れ、泣かせのメロディに繋げている。そこにアイデアの渋滞は起こっていないようだ。

失恋船長 ★★★ (2021-03-28 17:21:41)