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THE FOREST OF DOOM (2001年)
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THE FOREST OF DOOM
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解説 - THE FOREST OF DOOM
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1. kamiko! ★★★ (2021-03-04 23:19:18)

英国産ドローンドゥーム2001年作
カセットテープ作品は基本買わないので、カセットテープによるリリースを基本とする彼らの作品の多くはゲットできていない。
基本CDr作品も買わないんだが、ボクはこのバンドの作品に対してレジェンド級の評価をしているので、今作を含めCDrの作品を2作品ゲットしている。
近作As The Fog Clears But For A Moment, Weary Travellers Behold The Majesty Of The Snow​-Clad Mountains Of Crom, Bathed In Ancient Starlight(2015年)
でさえ、Dungeon Tapesからカセットテープでのリリースである。デジタル時代にカセットテープにこだわる姿勢に最近は興味が沸きつつあり、むしろ
カセットテープでコレクションしておくべき作品ではないか、と思い始めている。カセットを再生できる機材が無いので、近々ゲットしようかと考えているところだ。
音響的にはパルス的ノイズで孤独感を描いたArcane Runes Adorn The Ice-Wrought Monoliths Of The Ancient Cavern Of Stars(2003年)の方が素晴らしいが
作品の存在感はこちらの作品の方がインパクトが大きい。極太のベースとシンセのみ、しかもFM音源レベルのチープなシンセだ。
ギターレスといえば知名度からもOMの登場が思い浮かぶが、それよりも前に、このバンドが最小限ユニットで濃いドゥーム作品を残しているところがスゴイ。
CDケース裏にインスピレーションを受けたアーティストとして多くの名前が挙げられている。そのまま抜粋すると・・・
「Steve Jackson & Ian Livingston、Burzum、Lovecraft、Thergothon、SunnO)))、Mortiis、Earth、Skepticism、Evoken、Saint Vitus、Graveland、Empyrium、Ulver」
面白いのは、アドベンチャーゲームブック著者のSteve Jackson & Ian Livingstonを挙げているところで、恐らくこの盤は、その著作である「The Forest of Doom」から
着想を得ていると思われ、長いバンド名もきっと彼らの著書に由来している。Lovecraftは怪奇小説やクトゥルー神話を描いた米国小説家Howard Phillips Lovecraftだ。
ボクも幼少の頃、選択肢を選んで指定のページにとぶRPGのような小説を読んだことがあるが、このバンドはこのテの小説から多くの影響を受けているようだ。
チープなシンセの味わいは、まさにBurzumの影響を感じるし、ミニマル&ドローン系だけでなく、Thergothon、Skepticismのようなフューネラルドゥームバンドに加え
森林崇拝系Ulverをチョイスしているところが素晴らしい。単調でチープな音源でありながら、まさにここに挙げられたバンドが持つ趣きが感じられる作品に驚愕する。
極太のベースの音圧や振幅、微妙なノイズ、目立たないチープなシンセが絶妙に絡み、情緒的な不安定さを醸し出し、独特な孤独感を描いている。
アンビエント作品の中でも近年一般的になってきたDungeon Synthというジャンルが表現しようとする音響・雰囲気・スタイルが感じられ、時代を先取りしていると感じる。
頻繁に聴きたくなるサウンドではなく、次作の方がクオリティは高いが、この時代に、最小限ユニットで、孤独を掻き立てる森をテーマにした世界観でこの作品を
世に出したこと自体がスゴイ。コレは万人にはオススメできないシロモノだが、ドゥーム上級者は資料として保存しておきたい神盤だ。



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