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SYMPHONY OF SIN (2013年)
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SYMPHONY OF SIN
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解説 - SYMPHONY OF SIN
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1. 失恋船長 ★★★ (2014-05-25 14:34:36)

レーベルに対する信頼度とデニス・ワードがプロデュースに勝負を掛けて久しぶりに店頭にてジャケ買いをしてしまった大当たりの一枚を紹介します。最近は本当に勉強不足で彼らのバイオも分からず、ギタリストのスペルにはOの上にチョンチョンが付いているんで読めない奴でしょう。若干の不安も有ったんですけどね。勢いでいったんですが、これが良かったですよ。シンフォニックなイントロで始まったのはジャケットから何となく想像もできましたが個人的には②の「Break the Silence」が始まった瞬間からキタキタとニヤニヤさせられました。ドラマ性を配したバラード⑤ぐらいでお腹いっぱいの充実感を味わい、古くて新しい王道を押さえてメロデイックメタル路線に往復ビンタを喰らいましたね。強靭なグルーブを轟かせるリズム隊、華やかさと奥行きを与えるアレンジセンスも見事なキーボード、そして王道サウンドに屋台骨として豊潤なメロディが紡ぐギターと、この手のサウンドを熟知しているなぁと感心させられました。そのメンバーを従えるエモーショナルな歌声が見事に実を結び(ドゥギーホワイト風)王道メタルへと向かう解放感は素晴らしいものがあります。ノスタルジーでは終わらない伝統と改革の両立を推し進めた壮大で華やかだがシンプルな楽曲の数々に安心感と完成度の高さを見せつけられました。多彩で雄弁なメロディが語る激しくもテクニカルな名演の数々、スケールの大きな構築美が濃密な旨味を味わえます。


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