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LOVE WON THE FIGHT (1983年)
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LOVE WON THE FIGHT
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解説 - LOVE WON THE FIGHT
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1. 失恋船長 ★★★ (2018-06-29 14:30:09)

AOR調のソフトロックが好きな人にはグッとくること間違いなしのウィリアム・エドワード・タイラー率いるバンドが1983年にリリースした2nd。個人的に若い頃はこの、軽めのリズムセクションが大の苦手で今でも電子ドラムは大嫌いだが、良く練り上げられた楽曲と起承転結のある展開は十分、ドラマティックと呼べるほど充実したものに仕上がっており、そこに哀愁度も高いメロディが適度な熱量を放出しながら乗っかるのだからマニアにはたまらんものがあるでしょう。
主役たるタイラー氏のパフォーマンスも、そのハスキーヴォイスを駆使したエモーショナルな歌唱スタイルで魅了、語尾のヴィブラートの掛け方など器量のあるシンガーだなぁと実感させる実力の持ち主でした。ニューウェーブの影響もある軽めのサウンドメイクには殺意を覚えますが、温和でほんのりの土臭さのあるアメリカンメロディックロックの質は高く、AOR調のロックサウンドがイケる人なら大いに楽しんでもらえるでしょう。
グランジ全盛の時代に思い出したように手にしたのが、この手のバンドでしたが、まさか彼らに助けられる日がこようとは夢にも思わなんだ。

全編に渡りフックに富んだメロディを随所に盛り込み、熱量はあるが軽めに仕上げる事でクドクならぬようコッサリとした味付けは普遍的な魅力となり鳴り響いています。2枚目のアルバムなのに、どこか貫禄と言うか円熟味と言えるほどの完成度も視聴感の満足にも繋がっているのだろう。ちなみにバンド的なまとまりは次作の方が上ですので、ハードポップマニアは3枚目の方が良いでしょう。



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